“虹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にじ97.7%
ぬじ0.6%
のじ0.6%
みょうじ0.6%
をふさ0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
空を横切るにじの糸、野辺のべ棚引たなびかすみの糸、つゆにかがやく蜘蛛くもの糸。切ろうとすれば、すぐ切れて、見ているうちはすぐれてうつくしい。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
伊香保いかほろのやさかのゐでぬじあらはろまでもさをさてば 〔巻十四・三四一四〕 東歌
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
ここに日の耀ひかりのじのごと、その陰上ほとに指したるを、またある賤の男、その状をあやしと思ひて、恆にその女人をみなの行を伺ひき。かれこの女人、その晝寢したりし時より、姙みて、赤玉を生みぬ
漸次ぜんじ河が谿たにに沈むを思えば道が坂にさしかかったことが分る。みょうじ峠をくだると県標が佇む。福岡県から大分県に入るのである。筑後が豊後ぶんごに代るのである。
日田の皿山 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
をふさかゝれる白濱の
花守 (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)