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棚引
ふりがな文庫
“棚引”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
たなび
96.7%
たなびか
3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たなび
(逆引き)
振り返ると、野路の末、雑木林の向うの空に、大小の屋根が夢の町のように浮んで、霞に
棚引
(
たなび
)
いているのが見える。平馬の藩である。
平馬と鶯
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
空を横切る
虹
(
にじ
)
の糸、
野辺
(
のべ
)
に
棚引
(
たなび
)
く
霞
(
かすみ
)
の糸、
露
(
つゆ
)
にかがやく
蜘蛛
(
くも
)
の糸。切ろうとすれば、すぐ切れて、見ているうちは
勝
(
すぐ
)
れてうつくしい。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
棚引(たなび)の例文をもっと
(29作品)
見る
たなびか
(逆引き)
樋
(
ひ
)
の
破目
(
われめ
)
から漏れおちる
垂滴
(
すいてき
)
の
水沫
(
しぶき
)
に、光線が美しい虹を
棚引
(
たなびか
)
せて、
凧
(
たこ
)
の
唸声
(
うなりごえ
)
などが空に聞え、乾燥した浜屋の前の往来には、よかよか
飴
(
あめ
)
の太鼓が子供を呼んでいた。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
棚引(たなびか)の例文をもっと
(1作品)
見る
棚
常用漢字
中学
部首:⽊
12画
引
常用漢字
小2
部首:⼸
4画
“棚”で始まる語句
棚
棚曳
棚下
棚卸
棚機
棚村
棚寝床
棚倉
棚田
棚曝
検索の候補
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林不忘