“棚村”の読み方と例文
読み方割合
たなむら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
身は——思うむねがある。一度社宅から出直す。棚村たなむらは、身ととも参れ。——村の人も婦を連れて、引立ひったてて——
多神教 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
九「あの千駄木へお出でなさると右側に下駄屋があります、それへ附いて広い横町を右へ曲ると棚村たなむらというお坊主の別荘がある、其のうしろへ往って植木屋の九兵衞といえばじきに知れます」
闇夜の梅 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
名 白寮権現はくりょうごんげん媛神ひめがみ。(はたち余に見ゆ)神職。(榛貞臣はしばみさだおみ修験しゅげんの出)禰宜ねぎ。(布気田ふげた五郎次)老いたる禰宜。雑役の仕丁しちょう。(棚村たなむら久内)二十五座の太鼓の男。〆太鼓しめだいこの男。笛の男。おかめの面の男。
多神教 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)