“布気田”の読み方と例文
読み方割合
ふげた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
陰惨忍刻にんこくの趣は、元来、このおんなにつきものの影であったを、身ほどのものが気付かなんだ。なあ、布気田ふげた。よしよし、いや、村のしゅ
多神教 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
神職 いや布気田ふげた、(禰宜の名)払い清むるより前に、第一は神の御罰ごばつ、神罰じゃ。御神おんかみ御心みこころは、仕え奉るかんぬしがよく存じておる。
多神教 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
唯今布気田ふげたも申す——三晩、四晩、続けて、森の中に鉄槌の音を聞いたというが、毎夜、これへ参ったのか、これ、あきらかに申せよ。どうじゃ。
多神教 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)