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棚曳
ふりがな文庫
“棚曳”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
たなび
96.0%
たなびい
4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たなび
(逆引き)
上杉の
隣家
(
となり
)
は何宗かの
御梵刹
(
おんてら
)
さまにて
寺内
(
じない
)
広々と桃桜いろいろ
植
(
うゑ
)
わたしたれば、
此方
(
こなた
)
の二階より見おろすに雲は
棚曳
(
たなび
)
く天上界に似て
ゆく雲
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
東洋の端にある日本のことなど
霞
(
かすみ
)
の
棚曳
(
たなび
)
いた空のように、
空漠
(
くうばく
)
としたブランクの映像のまま取り残されているのだと梶は思うと、その一隅から
厨房日記
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
棚曳(たなび)の例文をもっと
(24作品)
見る
たなびい
(逆引き)
来年、この
北国
(
ほっこく
)
の山や野が若々しい緑で
被
(
おお
)
われて、早咲の山桜の花が散って、遠野に白い
烟
(
けむり
)
が
棚曳
(
たなびい
)
て、桃の花が咲く時分にならなければ帰って来ない。
越後の冬
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
棚曳(たなびい)の例文をもっと
(1作品)
見る
棚
常用漢字
中学
部首:⽊
12画
曳
漢検準1級
部首:⽈
6画
“棚”で始まる語句
棚
棚引
棚下
棚卸
棚機
棚村
棚寝床
棚倉
棚曝
棚田
“棚曳”のふりがなが多い著者
本庄陸男
中里介山
谷譲次
永井荷風
魯迅
樋口一葉
横光利一
高浜虚子
吉川英治
海野十三