『ゆく雲』
酒折の宮、山梨の岡、塩山、裂石、さし手の名も都人の耳に聞きなれぬは、小仏ささ子の難処を越して猿橋のながれに眩めき、鶴瀬、駒飼見るほどの里もなきに、勝沼の町とても東京にての場末ぞかし、甲府はさすがに大厦高楼、躑躅が崎の城跡など見る処のありとは …
著者 | 樋口一葉 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 小説 物語 |
初出 | 「太陽」1895(明治28)年5月号 |
文字種別 | 新字旧仮名 |
読書目安時間 | 約19分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約31分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
生
候
自
上
中
家中
背負
眩
東京
醜
私
仰向
状
仰
白粉
仰
饒舌
御前
故郷
内儀
容貌
正
持
思
住居
顔
頬
出
切
幸福
随
曳
納
自
境界
睡
亡
衛
無情
尊
良人
憐
万
愁
放蕩
出
斗
訪問
笑
平常
父様
可愛
可笑
結髪
都人
遊
宵々
辱
大
子
夫婦
石鹸
我意
悪戯
故
御墓
草鞋
親父
解
暫時
年々
誰
柔和
柵
家
宜
植
耻
生涯
面
到底
前
種々
難処
僅
飛鳥
狂気
甲斐
作
何故
躰
羨
魚
了簡
長
蹈
鉄
絆
真実
研
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