“衛”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方割合
まも79.4%
えい11.8%
まもり2.9%
まもる2.9%
2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「聖骨」は単に石造の建築物中に納められているものとばかり想像して来たのに、これはまた四周一面頑丈な土壁でまもられていた。
撥陵遠征隊 (新字新仮名) / 服部之総(著)
(七) 孔子はえいにおいて用いられず、西してしんに行こうとしたが、趙簡子ちょうかんしがその功臣を殺したことを聞いて引き還した。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
法王のもとにはあらぬまもりつわものなり。
白絣かすりのあらい浴衣ゆかたに、黒の帯、新しい滝縞たきじまの袴をシヤンと穿いて居た。お国風にまもるさん衛さんと七つも違ふ湯村の名を呼んで居た。
茗荷畠 (新字旧仮名) / 真山青果(著)
しばしやどかせ春のゆくと舞ひくるもみゆ、かすむ夕べの朧月おぼろづきよに人顔ほのぼのと暗く成りて、風少しそふ寺内の花をば去歳こぞ一昨年おととしもそのまへの年も、桂次此処に大方おほかたは宿を定めて
ゆく雲 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)