“丹左衛門尉基康”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たんざえもんのじょうもとやす50.0%
たんさえもんのじょうもとやす25.0%
たんのさゑもんのじやうもとやす25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのふもとにやや大なる船まりいる。正面に丹左衛門尉基康たんざえもんのじょうもとやすその左右に数名の家来けらいやりをたてて侍立じりつす。その前に俊寛、康頼、成経ひざまずく。
俊寛 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
船は、流人たちの期待にそむかず、清盛からの赦免の使者、丹左衛門尉基康たんさえもんのじょうもとやすを乗せていた。
俊寛 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
丹左衛門尉基康たんのさゑもんのじやうもとやすは、俊寛成経なりつね康頼等やすよりら三人の赦免状しやめんじやうを携へてゐる。が、成経なりつねの妻になつた、島の女千鳥ちどりだけは、舟に乗る事を許されない。正使せいし基康もとやすには許す気があつても、副使の妹尾せのをが許さぬのである。
澄江堂雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)