“仁兵衛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にへえ50.0%
じんべえ25.0%
にへゑ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仁兵衛にへえというのが三十四、五、たけというのが三十がらみで、参平、吉造、富三郎という三人は栄二とほぼ同年ぐらいにみえた。
さぶ (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
神田明神前にささやかな水茶屋を営んで居る仁兵衛じんべえの娘お駒、国貞くにさだの一枚絵に描かれたほどの美しさで、享保明和の昔の、おせんふじにも優るだろうと言われた評判娘が
黄金を浴びる女 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
仁兵衛にへゑうたひの上手で、それに話上手であつた。仁兵衛はいつも日の暮方になると丘陵にのぼつて川に沿うた村だの山ふところに点在してゐる村だのを眺める。
念珠集 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)