『念珠集(ねんじゅしゅう)』
1八十吉 僕は維也納の教室を引上げ、笈を負うて二たび目差すバヴアリアの首府民顕に行つた。そこで何や彼や未だ苦労の多かつたときに、故郷の山形県金瓶村で僕の父が歿した。真夏の暑い日ざかりに畑の雑草を取つてゐて、それから発熱してつひに歿した。それ …
作品に特徴的な語句
入(はひり) 行(ゆく) 返(がへ) 莞爾(にこにこ) 衝(つき) 捩(よぢ) 頼(たのん) 逆(さかし) 処女(しよぢよ) 疾(やまひ) 云(いは) 願(ぐわん) 屈(まが) 礙(さまたげ) 有(ある) 遣(つかは) 湯(たう) 画(ゑが) 請(しやう) 挺(ぬき) 侍(さむらひ) 遠離(をんり) 為(す) 瘢痕(ばんこん) 前(まへ) 哀(あはれ) 想出(おもひで) 饗(きやう) 梁(やな) 願(ねがひ) 毫(すこ) 降(ふり) 気色(けはひ) 洪水(おほみづ) 道中(だうちゆう) 灯(とも) 躍上(をどりあ) 女形(をんながた) 祝(いはひ) 大(おほ) 蛙(かへる) 終(つひ) 喇叭(ラツパ) 致(いたす) 齢(よはひ) 悪戯(いたづら) 振舞(ふるまひ) 思当(おもひあた) 忿怒(ふんど) 忙(せは) 来迎(らいがう) 強雨(がうう) 概(おほむ) 歿(ぼつ) 干魚(ほしうを) 巌(いは) 湧出(わきで) 居城(きよじやう) 牛(ぎう) 寿(いのち) 宿(とま) 宝物(はうもつ) 嫂(あね) 妊婦(はらみをんな) 癒(いや) 空(むな) 笈(きふ) 籠(かご) 米沢(よねざは) 翁媼(をうあう) 咽(のど) 臓腑(ざうふ) 味(あぢは) 鉄(かね) 同行(どうぎやう) 但(ただし) 倔強(くつきやう) 丁亥(ひのとゐ) 吉(よし) 襯衣(しやつ) 其(それ) 訃音(ふおん) 吝嗇(りんしよく) 谿合(たにあひ) 驚愕(きやうがく) 出(い) 口中(こうちゆう) 面(めん) 謡(うたひ) 主(おも) 行程(かうてい) 切(しき) 著(き) 饅頭(まんぢゆう) 蘇(よみがへ) 酣(たけなは) 泄(もら) 水嵩(みづかさ) 水苔(みづごけ) 湯治(たうぢ)