トップ
>
『念珠集』
ふりがな文庫
『
念珠集
(
ねんじゅしゅう
)
』
1八十吉 僕は維也納の教室を引上げ、笈を負うて二たび目差すバヴアリアの首府民顕に行つた。そこで何や彼や未だ苦労の多かつたときに、故郷の山形県金瓶村で僕の父が歿した。真夏の暑い日ざかりに畑の雑草を取つてゐて、それから発熱してつひに歿した。それ …
著者
斎藤茂吉
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「改造」1925(大正14)年11月、1926(大正15)年4月
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約44分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間14分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
入
(
はひり
)
行
(
ゆく
)
返
(
がへ
)
莞爾
(
にこにこ
)
衝
(
つき
)
捩
(
よぢ
)
頼
(
たのん
)
逆
(
さかし
)
処女
(
しよぢよ
)
疾
(
やまひ
)
云
(
いは
)
願
(
ぐわん
)
屈
(
まが
)
礙
(
さまたげ
)
有
(
ある
)
遣
(
つかは
)
湯
(
たう
)
画
(
ゑが
)
請
(
しやう
)
挺
(
ぬき
)
侍
(
さむらひ
)
遠離
(
をんり
)
為
(
す
)
瘢痕
(
ばんこん
)
前
(
まへ
)
哀
(
あはれ
)
想出
(
おもひで
)
饗
(
きやう
)
梁
(
やな
)
願
(
ねがひ
)
毫
(
すこ
)
降
(
ふり
)
気色
(
けはひ
)
洪水
(
おほみづ
)
道中
(
だうちゆう
)
灯
(
とも
)
躍上
(
をどりあ
)
女形
(
をんながた
)
祝
(
いはひ
)
大
(
おほ
)
蛙
(
かへる
)
終
(
つひ
)
喇叭
(
ラツパ
)
致
(
いたす
)
齢
(
よはひ
)
悪戯
(
いたづら
)
振舞
(
ふるまひ
)
思当
(
おもひあた
)
忿怒
(
ふんど
)
忙
(
せは
)
来迎
(
らいがう
)
強雨
(
がうう
)
概
(
おほむ
)
歿
(
ぼつ
)
干魚
(
ほしうを
)
巌
(
いは
)
湧出
(
わきで
)
居城
(
きよじやう
)
牛
(
ぎう
)
寿
(
いのち
)
宿
(
とま
)
宝物
(
はうもつ
)
嫂
(
あね
)
妊婦
(
はらみをんな
)
癒
(
いや
)
空
(
むな
)
笈
(
きふ
)
籠
(
かご
)
米沢
(
よねざは
)
翁媼
(
をうあう
)
咽
(
のど
)
臓腑
(
ざうふ
)
味
(
あぢは
)
鉄
(
かね
)
同行
(
どうぎやう
)
但
(
ただし
)
倔強
(
くつきやう
)
丁亥
(
ひのとゐ
)
吉
(
よし
)
襯衣
(
しやつ
)
其
(
それ
)
訃音
(
ふおん
)
吝嗇
(
りんしよく
)
谿合
(
たにあひ
)
驚愕
(
きやうがく
)
出
(
い
)
口中
(
こうちゆう
)
面
(
めん
)
謡
(
うたひ
)
主
(
おも
)
行程
(
かうてい
)
切
(
しき
)
著
(
き
)
饅頭
(
まんぢゆう
)
蘇
(
よみがへ
)
酣
(
たけなは
)
泄
(
もら
)
水嵩
(
みづかさ
)
水苔
(
みづごけ
)
湯治
(
たうぢ
)