“同行”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どうかう33.3%
どうぎょう26.7%
どうぎやう13.3%
どうこう13.3%
いつしよ3.3%
つれ3.3%
ゆく3.3%
ドウカウ3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これで病附やみついた東皐子とうくわうしは、翌日よくじつ徒弟とていおよ穴掘あなほり老爺おやぢ同行どうかうして、さかんに發掘はつくつし、朝貌形完全土器あさがほがたくわんぜんどきしたなどは、茶氣ちやき滿々まん/\である。
それはまた有難いお同行どうぎょうを一人恵まれたような思いでございます、旅を楽しむものでなければ旅の味わいは語り難いものでございますね。
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
これにはかならず同行どうぎやうのものあるゆゑ、そのかどにいたりてかねをならせば同行も家にありてかねをうちあいさつとしていできたる。
さきにその忠勇を共にしたる戦死者負傷者ふしょうしゃより爾来じらい流浪者るろうしゃ貧窮者ひんきゅうしゃに至るまで、すべて同挙どうきょ同行どうこうの人々に対していささ慙愧ざんきの情なきを得ず。
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
じつ以前いぜんに、小山内をさないさんが一寸ちよつと歸京ききやうで、同行いつしよだつた御容色ごきりやうよしの同夫人どうふじん、とめさんがお心入こゝろいれの、大阪遠來おほさかゑんらい銘酒めいしゆ白鷹はくたかしか黒松くろまつを、四合罎しがふびん取分とりわけて
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
同行つれの佐々木君は馬車に乗ると、かならずからだを悪くすると言うので、十二里に少し遠い花巻まで歩くこととした。
黄昏 (新字新仮名) / 水野葉舟(著)
そこで使いを立ててみると喜んで同行ゆくという返辞であった。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
黒革クロカハ脚絆キヤハンヲシ、同行ドウカウ常ニ二十人バカリ、熊手、マサカリナドニナフモアリテ……
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)