“負傷者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ておい53.8%
ふしょうしゃ15.4%
ふしようしや15.4%
ておひ7.7%
ふしやうしや7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
し其処のが負傷者ておいなら、この叫声わめきごえを聴いてよもや気の付かぬ事はあるまい。してみれば、これは死骸だ。味方のかしら、敵のかしら。
さきにその忠勇を共にしたる戦死者負傷者ふしょうしゃより爾来じらい流浪者るろうしゃ貧窮者ひんきゅうしゃに至るまで、すべて同挙どうきょ同行どうこうの人々に対していささ慙愧ざんきの情なきを得ず。
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
さうしていへつぶかたしめされたとほりであつたならば、生徒中せいとちゆう一人ひとり負傷者ふしようしや出來できず、「しやがんだまゝそとよ」との第二號令だいにごうれいで、全員ぜんいん秩序ちつじよみださず
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
最後の頼みとせしわが「愛」さへあへげる負傷者ておひなり。
失楽 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
われ、負傷者ふしやうしやに充ちたる森を通過す。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)