“叫声”のいろいろな読み方と例文
旧字:叫聲
読み方割合
さけびごえ73.3%
きょうせい20.0%
さけび4.4%
わめきごえ2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
源造の口から、思わず頓狂とんきょう叫声さけびごえがほとばしる。その男は三次ではなかった。服装は三次のものだが、中味が違っていたのだ。
魔術師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
ああかかる不思議なる光景は世界のどこにありや、余は二三分間黙考せしが、たちまち我ながら驚くごとき絶望の叫声きょうせいを発せり。
南極の怪事 (新字新仮名) / 押川春浪(著)
『アレツ!』『アレツ、新坊さんが!』と魂消たまぎつた叫声さけび女児こどもらと智恵子の口からほとばしつた。五歳いつつの新坊が足をさらはれて、あつといふ間もなく流れる。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
し其処のが負傷者ておいなら、この叫声わめきごえを聴いてよもや気の付かぬ事はあるまい。してみれば、これは死骸だ。味方のかしら、敵のかしら。