“呀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
63.1%
あっ10.8%
8.5%
あつ6.2%
やあ3.1%
おや2.3%
アッ1.5%
オヤ1.5%
わつ0.8%
あツ0.8%
はつ0.8%
0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ッと一同が首をすくめるもあらばこそ、機関銃がパッと空中にねあがり、天井に穴をあけると、どこかに見えなくなりました。
崩れる鬼影 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そして無雑作に、何の未練もなく、殆んど何の気なしに半身を突きだして首を垂れると、! といったなりその六階の窓から跳び降りた。
フェリシテ (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
見て居たの……といつたは其の所為で、私は何の気もなかつたのであるが、を聞くと、目をぱつちりあけたが顔をらめ
処方秘箋 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
さる程にわれ、今朝の昧爽より心地何となく清々しきを覚えつ。小暗きまゝに何心なく方丈の窓を押し開き見るに、思はずと声を立てぬ。
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)
? 扱帶つて、するりとつた、萌黄の、るゝやうにけて、紳士大跨にづかり/\。
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
、然うかい。それぢやお前、何か御返禮に上げなくちや不可ないよ。』
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
ジュウジュウと音を立てて暗くなって来た、私はその音に不図何心なく眼が覚めて、一寸寝返りをして横を見ると、吃驚した、自分の枕許に、痩躯台洋燈に出して
女の膝 (新字新仮名) / 小山内薫(著)
そして何やら探す樣であつたが、取り出したのは一個の小さい皿——紅皿である、と思つて見て居ると、に濡した小指で其紅を融かし始めて二度三度薄からぬ脣へ塗りつけた。
葬列 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
も見ずして行きけり此方の父女は思ひも因ぬ管伴忠兵衞が斷りにかと計り驚きつ又はれて見合少時言葉もあらざりしがお光はと聲立て其所へかつぱと打伏つ前後正體なきびぬ父もに目を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
と思ツて肇さんは目を見張ツた。碎けた浪の白漚は、銀の齒車を卷いて、見るまに馬の脚を噛み、車輪の半分まで沒した。小さいノアの方舟が三つ出來る。浪が退いた。
漂泊 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
梭櫚の毛を植ゑたりやとも見ゆる口髭掻拈りて、太短なるむれば、聞ゐる妻はとばかり、を踏める心地も為めり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
! 吃晩飯了嗎! (いよう、今晩は。)」
武装せる市街 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)