“紳士”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
しんし85.9%
ジェントルマン4.7%
ゼントルマン3.1%
おとな1.6%
だんな1.6%
ムッシュ1.6%
ムッシュウ1.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“紳士”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語(児童)69.2%
哲学 > 倫理学・道徳 > 人生訓・教訓28.6%
文学 > ドイツ文学 > その他のゲルマン文学(児童)18.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
かれは、人柄ひとがらとしては、まことに温和おんわ風貌ふうぼう分別盛ふんべつざかりの紳士しんしである。
金魚は死んでいた (新字新仮名) / 大下宇陀児(著)
そのときだった。りっぱなひげをはやした三十あまりになる紳士しんしと、それよりすこし下かと思われる婦人とが、かけこんで来た。
三十年後の東京 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「いつもあなたは御自分のつきあいはあんなに大事になさるくせに――紳士ジェントルマンというのは、そういうもんじゃないでしょう」
二つの庭 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
もしその紳士ジェントルマン等が余の死刑執行に対して猶予の方法を一日もすみやかに講じようと欲しない限りは。
一人ひとり冐險家ぼうけんからしい年少ねんせう紳士ゼントルマン一人ひとり海軍かいぐん兵曹へいそうである。いぶかしや、何故なにゆゑぞ。
芸者と紳士ゼントルマンがいっしょになってるのは、面白いと、青年はまた焼麺麭やきパンの一ぺんを、横合から半円形に食い欠いた。親指についた牛酪バタをそのままはかまひざへなすりつけた。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
私ノ中学ノ幾多ノ先輩ガ窮屈極マル――ソレハ日露戦争時代ノ軍事教育ヲ旨トシテヰル老曹長ナル学生監チユウタアノ圧迫ガ酷イノデアルタメ――学窓ヲ放タレルト同時ニ急ニ不思議ナ紳士おとなニナツテ数々ノすきやんだるヲ遺シテヰルノヲ見テモ実ニ寒心ニ堪ヘン次第デアリマス。
熱海線私語 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
そこへ……いまお道さんが下りました、草にきれぎれの石段を、じ攀じ、ずッとあがって来た、一個ひとり年紀としわか紳士だんながあります。
唄立山心中一曲 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ツツとあとへ引いて、若い紳士だんなが、卓子に、さきの席を取って、高島田の天人を、
唄立山心中一曲 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「だつてこゝは紳士ムッシュがゐないもの」
瑪瑙盤 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)
君、ちょいとその紳士ムッシュウ。君はいま、あたしの車を touf-toufぼろじどうしゃ だといったね。ぼろだって芥箱ごみばこだって大きなお世話だよ。君の自動車を持って来てごらんなさい。どっちが touf-toufぼろじどうしゃ だかくらべて見てあげるから。