“宜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よろ43.2%
26.4%
16.0%
むべ2.7%
よろし2.3%
2.2%
うべ2.0%
いい0.6%
よか0.6%
いゝ0.4%
よろしく0.3%
よい0.3%
えゝ0.3%
よき0.2%
よけ0.2%
よし0.2%
0.2%
よろしき0.2%
0.2%
ヨロ0.2%
0.1%
よく0.1%
ふさ0.1%
いいん0.1%
いけ0.1%
いし0.1%
0.1%
ひべ0.1%
よう0.1%
よかっ0.1%
よから0.1%
よさ0.1%
ヨロシキ0.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
離婚をして双方幸福の生涯に入った人もくないと存じます。そういう場合には社会はその人たちの離婚を賀してもしいでしょう。
離婚について (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
織娘の中で心掛けの善いおくのと云うが有りまして、親父鑑識でこれを茂之助に添わせると、いことにはち子供が出産ました。
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
ハツ/\うも御親切有難じます、何卒貴方つてさいまし。金「らんでもいからおりな、の見てで。 ...
黄金餅 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
さればわが昨日遙かに御嶽の秀絶なる姿を群山挺立に認めて、雀躍して路人にあやしまるゝの狂態を演じたるもまたならずや。
秋の岐蘇路 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)
乃美ち杉山松助、時山直八をして、状を探らしむ。二人帰り報じて曰く、俊太郎逮捕の為め、或ひは不穏の事あらん。く邸門の守を
老夫人と差向いの時に「お日和がこう続いては麦の肥料が利くまいのう」とか、「悪い時に風が出たなあ。非道うならにゃえが」
梅津只円翁伝 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
汝深く我を愛しき、是またなり、我もし下界に長生へたりせば、わが汝にはす愛は葉のみにとゞまらざりしなるべし 五五—五七
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
「シカシ、毒が無くッて」と誰だか評した者が有ッたが、これは極めて確評で、恐らくは毒が無いから懶惰で鉄面皮で自惚で法螺を吹くので
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
小夜衣と改めしか是も突出し其日より評判ともりければ日夜の客絶間なく全盛一方ならざりけり茲に神田三河町に兩替渡世を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「そう、あの局の帰りに来るとんだけど、家に急ぐ用が有ったもんだから……」
二少女 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
もし御覧被下候はば、末梢頭に五言古詩の長き作入候本候。(登々庵武元質と申人の跋の心にいれたる詩也。)
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
否々左樣の取計は有之まじ假令白状致すとも口書爪印なければ所刑には致さぬなり然るを白状さへなせば爪印は何でもと申ては爪印を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
さり夜中にと明けてと二人で代物を分けるが
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
までは叶ふまじといへば吉兵衞はは兎も角も船頭なればひ給へとて其議に決し此所にて水差をみ江戸りとぞ定めける
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
春は俗を狂せしむるにれど、秋の士を高うするにかず。花の人を酔はしむると月の人をましむるとは、からを異にするものあり。
秋窓雑記 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
開きけるに皆々漸次酩酊して前後をふ程に五體痿痺出せしも只醉の廻りしと思ひて正體もなきに大膳等は此體を見て時分はと風上より我家に火を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
べなる哉、後ち明治四十五年(1912)に帝国学士院から恩賜賞ならびに賞金を授与せられる光栄を担った。
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
一国の文明は、政府のと人民の政とながらそのを得てたがいに相助くるに非ざれば、進むべからざるものなり。
学者安心論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
ひたし奉らばけむ。
水の女 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
王師天命アリ、シク外ニゲ——とは古来の鉄則かとぞんじまする。——事ただならずとは申せ、三軍はまだ健在ですし、金吾義貞も、前線にまかりおること。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
諸侯を問わず、公卿を問わず、浮浪を問わず、幕臣を問わず、彼らが期せずして儲君擁立運動に従事したるも、またべならずや。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
立てゝ三歳なる文藏を守立て奉公人の取締行屆きしかば漸次々々勝手なりし故所々へ貸金もいたし番頭に忠兵衞と言者
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「ナニとばかりなら人様に悪く言われてもからもうし優しくしてくれるとだけれども、邪慳で親を親臭いとも思ッていないからくッて成りゃアしません」
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
「江藤さん、私は決して其様なことは真実にしないのよ。しかし皆なが色々なことを言っていますからと思ったの。怒っちゃないことよ、」
二少女 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
くも申されたりくして兩親るゝ者は格別に發明なりとか婆も今は浮世にみのたれば只其日々々を送り暮せどずも孫君と同年と思はず愚痴
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
彼のべ伝える心理に随順する、新鮮な精神、若い精神、世俗の灰汁に染まない精神、もしくは洗い磨かれ、悲しみの涙に潤うた心——青年や、貧しい境遇に泣く人や
地上:地に潜むもの (新字新仮名) / 島田清次郎(著)
なる哉、近年の圓右(二代目)にしても、下って先代圓歌(初代)にしても決してこの二席以外のところは喋らなかったことによっても分ろう。
船「ナニまだ今の内はごぜへますが、雪の降る晩なんざア実に泣くやうでごぜへますぜ。」
町中の月 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
小むずかしい面相をして書物と疾視競したところはまずたが、開巻第一章の一行目を反覆読過して見ても、更にその意義をし得ない。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
はるゝも口惜く夫も金子なければ仕方もなし眼前此所にを武士の意氣地ひながら遣ふ事さへならぬとははてしたらんやと女房お政はくよ/\と女心の一に昔しを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
我慢して居ながら伊勢の大神宮へ賽錢あぐる便利を待つたがさうなものといふ人もあれど篁村一種のありて「容易に得る樂みは其の分量薄し」といふヘチ理屈を
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
ヲ制セサルヘカラス、今本邦、古昔ノ制ニ基キ、海外各国ノ式ヲ斟酌シ、全国募兵ノ法ヲ設ケ、国家保護ノ基ヲ立テント欲ス、百官有司、厚ク朕カ意ヲ体シ、普ク之ヲ全国ニ告諭セヨ。