“宜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よろ44.4%
26.4%
14.6%
むべ2.8%
2.5%
よろし2.4%
うべ2.2%
いい0.7%
よか0.6%
いゝ0.3%
えゝ0.3%
0.2%
よい0.2%
よろしき0.2%
0.2%
ヨロ0.2%
0.1%
よろしく0.1%
ふさ0.1%
いいん0.1%
いけ0.1%
0.1%
ひべ0.1%
よう0.1%
よかっ0.1%
よき0.1%
よけ0.1%
よさ0.1%
よし0.1%
ヨロシキ0.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「まア、こんな患者は、今は珍らしいことではありません。人間が十人集れば、一人ぐらいは、狂人が混じっていると思っても、よろしいでしょう。」
微笑 (新字新仮名) / 横光利一(著)
物の低きに過ぐるはもとよりよろしからずといえども、これを高くして高きに過ぐるに至るが如きは、むしろ初めのままに捨て置くにかず。
日本男子論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
一体が何事にも執念しゅうねく、些細な日常瑣事にすら余りクドクド言い過ぎる難があるが、不思議に失明については思切おもいきりかった。
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
まへふかしをするならるやうにしてさむさのしのぎをしていたらからうに、わかしはみづつて
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
まアいよ/\……此処こゝを明けて置いては、雪がむからはや此処これへおはいり、……乃公わしが寒いから……。
まあうそでもいさよしんばつくりごとにしろ、かういふ不幸ふしあはせだとか大底たいていひとはいはねばならぬ
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
始めより諷刺せんとの念を以て諷刺する者は、自ら卑野の形あり、むべなるかな、諷刺大王(スウィフト)を除くの外に、絶大の諷刺を出す者なきや。
されどこの王國が民を得たるはまことの信仰によるがゆゑに、これに榮光あらしめんため、これの事を語るをりの彼に來るをむべとす。 四三—四五
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
老夫人と差向いの時に「お日和ひよりがこう続いては麦の肥料こえが利くまいのう」とか、「悪い時に風が出たなあ。非道ひどうならにゃえが」
梅津只円翁伝 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
檀家の機嫌気づまとるは容易ようえなものじゃアないじゃて、だから折々は気晴しも無ければ成らん、気を晴さんでは毒じゃ、泊ってもえがじゃ
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
更に一歩を転じて之を考ふるに、事業を以て文学を論ずるの標率となすに於ては、近頃民友社と自由党の争などは如何に判決してよろしかるべきや。
賤事業弁 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
「さあ、行つて見ませう。御母おつかさんから御許おゆるしが出たから可いではありませんか、ねえ、貴方あなたよろしいでありませう」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
汝深く我を愛しき、是またうべなり、我もし下界に長生ながらへたりせば、わが汝にあらはす愛は葉のみにとゞまらざりしなるべし 五五—五七
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
四、彼は昨日さくじつ小咄こばなし文学」を罵り、今日こんにち恬然てんぜんとして「コント文学」を作る。うべなるかな。彼の健康なるや。
病牀雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
「オホホホホそんならばネ……アこうですこうです。私はネ文さんが好きだけれども、文さんは私が嫌いだからいいじゃ有りませんか。ネー文さん、そうですネー」
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
愚直と斥けられた今に及んで、たとい自分が芸妓を呼たいためといわないまでも、聞くさえが畢生ひっせいの恥辱のように思われ、どうしたらいいかということが
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)
小「いえもう其様そんなにお礼を仰しゃらんでも宜しい、先ずマアお怪我がなくってよかった、御両親はさぞ御心配をなすったでしょう……ナニ江戸から勾引かどわかされたとえ」
ある時五百の牧牛人うしかい芳園で宴会し、何とよほど面白いが、少女の共に交歓すべきを欠くは残念だ、一人呼んで来るがい、誰がよかろうと言うと、皆賢善女賛成と一決し、呼びに行くと、かの婬女金銭千文くれりゃ行こう
「そう、あの局の帰りに来るといゝんだけど、家に急ぐ用が有ったもんだから……」
二少女 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
婆アいゝかえ、頼むよ、おいらは明日あしたの朝早く起るから、お前飯を炊かして、孝助殿に尾頭付きでぽッぽッと湯気の立つ飯を食べさして立たせてやりたいから、いゝかえ、ゆるりとお休み、先ずおひらきと致しましょう、孝助殿どうか幾久しく願います
多「えゝわりいもわしちっとも覚えはがんせん」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
永「えゝわ」
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
名札を呉れろの家名は何だのと根掘り葉掘りするは、二度と来ない客か、来ても自腹を切らない客だと或老妓の言ったのは、この男の容子から考えて、べ経験のあることと信じられた。
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)
べなる哉、後ち明治四十五年(1912)に帝国学士院から恩賜賞ならびに賞金を授与せられる光栄を担った。
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
不平があれば出て仕舞しまうい、出なければ不平をわぬがよいと、毎度とめて居たことがあるが、れはマア私の生付うまれつきの性質とでも云うようなものでしょう。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
あながち君に對して興味を棄てよと云ふのではないが、内々に好きからに筆を執つて樂んで居るといふのならば餘り駄作は公表せぬがよいではないか、些か自ら文筆に得意なといふので鼻にかけるのは宜ろしくない。
一国の文明は、政府のせいと人民の政とふたつながらそのよろしきを得てたがいに相助くるに非ざれば、進むべからざるものなり。
学者安心論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
【眞の爲の】正しき刑罰は眞にもとづき、眞に罪ある者に下る、故に「眞」はそのよろしきに從って刑罰を課する者といふをう。罪がかへつて時めく者にあることは刑罰これに臨むによりて明らかなるべし
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
御母ミオモを取り、大湯坐ユヱ・若湯坐ユヱ定め(御母を取り……湯坐に定めてと訓む方が正しいであらう。又、取御母を養護御母トリミオモの様に訓んで、……に——としての義——大湯坐……を定めてとも訓める)て、ひたし奉らばけむ。」かれ
水の女 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
御母ミオモを取り、大湯坐ユヱ・若湯坐ユヱ定め(御母を取り……湯坐に定めてとむ方が正しいであろう。また、取御母を養護御母トリミオモのように訓んで、……に——としての義——大湯坐……を定めてとも訓める)て、ひたし奉らばけむ。」かれ
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
ヨロシク 早クニ
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
王師オウシ天命テンメイアリ、ヨロシク外ニフセゲ——とは古来の鉄則かとぞんじまする。——事ただならずとは申せ、三軍はまだ健在ですし、金吾義貞も、前線にまかりおること。さだめしその新田とて、頽勢たいせいの恥をすすがんものと、心をくだいておりましょう。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
諸侯を問わず、公卿を問わず、浮浪を問わず、幕臣を問わず、彼らが期せずして儲君ちょくん擁立運動に従事したるも、またべならずや。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
その一死を賭して、雲蒸うんじょう竜変りょうへん成功を万一に僥倖ぎょうこうしたる、またべならずや。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
「矢代太郎様御安祥に被遊御座候哉。乍憚宜奉願上候。去年か御伝言被下候御礼も奉頼上候。豊後人田辺主計かぞへと申ものへ御書通、私へもよろしくと被仰下候由、其方より申来候。前年さし上候うたは御届被下候覧と奉存候。」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
「私詩集東都へ参申候哉。書物屋うりいそぎをいたし、校正せぬさきにすり出し候も有之候。もし御覧被下候はば、末梢頭まつせうとうに五言古詩の長き作入候本よろしく候。(登々庵武元質とう/\あんぶげんしつと申人の跋の心にいれたる詩也。)これのなき方ははじめ之本に候。」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
たたぎ二四も これはふさはず、
羽たたぎも こもふさはず、
「ナニとばかりなら人様しとさまに悪く言われてもいいからもうすこし優しくしてくれるといいんだけれども、邪慳じゃけんで親を親臭いとも思ッていないからにくくッて成りゃアしません」
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
「江藤さん、私は決して其様そんなことは真実ほんとにしないのよ。しかし皆なが色々いろんなことを言っていますからもしやと思ったの。怒っちゃいけないことよ、」とお富の声も震えて左も気の毒そうに言った。
二少女 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
しかし、神、絶対者に選ばれたる神の子、真理そのものの体現者であると信じた彼の霊妙な性格にひきつけられ、彼のべ伝える心理に随順する、新鮮な精神、若い精神、世俗の灰汁に染まない精神、もしくは洗い磨かれ、悲しみの涙に潤うた心——青年や、貧しい境遇に泣く人や、病に苦しんだ人達やの何かを求めてやまない心に、彼の涙にみちて、しかも勇猛な教えはどれほど微妙な力を与えたことでしょう。
地上:地に潜むもの (新字新仮名) / 島田清次郎(著)
ひべなる哉、近年の圓右(二代目)にしても、下って先代圓歌(初代)にしても決してこの二席以外のところは喋らなかったことによっても分ろう。
船「ナニまだ今の内はようごぜへますが、雪の降る晩なんざア実に泣くやうでごぜへますぜ。」
町中の月 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
小むずかしい面相かおつきをして書物と疾視競にらめくらしたところはまずよかったが、開巻第一章の一行目を反覆読過して見ても、更にその意義をし得ない。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
俵の縁語に評さえよきを。
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
春は俗を狂せしむるによけれど、秋の士を高うするにかず。
秋窓雑記 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
鐵道の進歩は非常の速力を以て鐵軌レール延長のばし道路の修繕は縣官の功名心の爲に山を削り谷をうづむ今ま三四年せば卷烟草一本吸ひ盡さぬ間に蝦夷ゑぞ長崎へも到りヱヘンといふ響きのうちに奈良大和へも遊ぶべしいはんや手近の温泉塲などとひをかけて東京へ引くは今のなるべし昔の人が須磨明石の月もおふごにかけてふり賣にやせんと冷評せしは實地となること日を待たじ故に地方漫遊のまた名所古跡一覽のと云ふ人は少し出立でたちを我慢して居ながら伊勢の大神宮へ賽錢あぐる便利を待つたがよささうなものといふ人もあれど篁村くわうそん一種のへきありて「容易に得る樂みは其の分量薄し」といふヘチ理屈を付け旅も少しは草臥くたびれて辛い事の有るのが興多しあまり徃來の便を極めぬうち日本中を漫遊し都府を懸隔かけへだちたる地の風俗をぜにならぬうちに見聞けんもん山河やまかはも形を改ため勝手の違はぬうち觀て置きて歴史など讀む參考ともしまた古時いにしへ旅行のたやすからざりし有樣の一斑をも窺ひ交通の不便はいかほどなりしかを知らんと願ふこと多時なりしが暇。
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
多數の統治よしとせず、クロニオーンの撰び上げ、
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)
中世以降、兵権武門ニ帰シ、兵農始テ分レ、遂ニ封建ノ治ヲ成ス、戊辰ノ一新ハ、実ニ千有余年来ノ一大変革ナリ、此際ニ当リ、海陸兵制モ亦時ニ従ヒ、ヨロシキヲ制セサルヘカラス、今本邦、古昔ノ制ニ基キ、海外各国ノ式ヲ斟酌シ、全国募兵ノ法ヲ設ケ、国家保護ノ基ヲ立テント欲ス、ナンジ百官有司、厚ク朕カ意ヲ体シ、普ク之ヲ全国ニ告諭セヨ。