“宜”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
よろ44.5%
26.3%
14.6%
むべ2.8%
2.6%
うべ2.3%
よろし2.3%
いい0.8%
よか0.6%
いゝ0.4%
(他:24)2.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“宜”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸100.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語16.6%
文学 > 日本文学 > 日本文学11.8%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
希臘語ギリシャごで本文を朗読してもよろしゅうございますが、ちとてらうような気味にもなりますからやめに致します。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
奈何いかゞでせう、精一杯なところを申上げて、五十五銭。へゝゝゝゝ。それでよろしかつたら御引取り申して置きやす。』
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
作「これこれ長助、手暴くせんがい、腹立紛れにてまえが毀すといかんから、矢張やっぱり千代お前検めるがい」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
奉「隠すな、隠すと其の方の為にならんぞ、奉行はく知ってるぞ、幸兵衛が障子の張替えなどに度々まいったであろう」
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
美「あれさ起きなくってもいわ、寝ておいでよ……只今明けますから…………おや車で、若衆わかいしゅさん大きに御苦労」
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
例に依つて例の如き某甲ではけないから、例の某甲よりは優れた某甲に自己を改造すべきよりほかに正當な道は無いのである。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
むべなり、当時の新らしき文学を理解し、信奉する、主として若き、新進気鋭の徒は、ことごとくその方に走ったのであった。
大衆文芸作法 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
苟且かりそめの物を愛するため自ら永遠とこしへにこの愛を失ふ人のはてしなく歎くにいたるもむべなるかな 一〇—一二
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
懲役に行かずに飯喰いよれあ、それでえ訳で……もっともこれが又、博多児の資格の中でも一番困難しい資格で御座います。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
五八「なに身い投るって、止しなせえ、止すがえよ、此んなちっけえとこ這入へえって死ねるもんじゃアねえ」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
彼らが罪名をただして、その要領を得ざりしは、またうべならずや、何となれば原来罪名の指定すべきものなきを以てなり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
いと奥まりて、在りとも覚えぬあたりに六畳の隠座敷の板道伝わたりづたひに離れたる一間に案内されしもうべなり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
よろしく現に甲冑を有せざるものには、金十八両を貸与してこれがてしめ、年賦に依って還納せしむべきである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「へへへ、煮加減にえかげんよろしい処と、おかんをみて、取のけて置きましたんで、へい、たしかに、その清らかな。」
白花の朝顔 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
貴嬢あなた合乗あいのりなら行てもいいというのがお一方ひとかた出来たが承知ですかネ」
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
さてその英語を学ぶと云うことについ如何どうしていい取付端とりつきはがない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
小「いえもう其様そんなにお礼を仰しゃらんでも宜しい、先ずマアお怪我がなくってよかった、御両親はさぞ御心配をなすったでしょう……ナニ江戸から勾引かどわかされたとえ」
ある時五百の牧牛人うしかい芳園で宴会し、何とよほど面白いが、少女の共に交歓すべきを欠くは残念だ、一人呼んで来るがい、誰がよかろうと言うと、皆賢善女賛成と一決し、呼びに行くと、かの婬女金銭千文くれりゃ行こう
「そう、あの局の帰りに来るといゝんだけど、家に急ぐ用が有ったもんだから……」
二少女 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
又「いゝやな」
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
多「えゝわりいもわしちっとも覚えはがんせん」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
永「えゝわ」
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
べなる哉、後ち明治四十五年(1912)に帝国学士院から恩賜賞ならびに賞金を授与せられる光栄を担った。
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
名札を呉れろの家名は何だのと根掘り葉掘りするは、二度と来ない客か、来ても自腹を切らない客だと或老妓の言ったのは、この男の容子から考えて、べ経験のあることと信じられた。
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)
一国の文明は、政府のせいと人民の政とふたつながらそのよろしきを得てたがいに相助くるに非ざれば、進むべからざるものなり。
学者安心論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
【眞の爲の】正しき刑罰は眞にもとづき、眞に罪ある者に下る、故に「眞」はそのよろしきに從って刑罰を課する者といふをう。罪がかへつて時めく者にあることは刑罰これに臨むによりて明らかなるべし
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
御母ミオモを取り、大湯坐ユヱ・若湯坐ユヱ定め(御母を取り……湯坐に定めてと訓む方が正しいであらう。又、取御母を養護御母トリミオモの様に訓んで、……に——としての義——大湯坐……を定めてとも訓める)て、ひたし奉らばけむ。」かれ
水の女 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
御母ミオモを取り、大湯坐ユヱ・若湯坐ユヱ定め(御母を取り……湯坐に定めてとむ方が正しいであろう。また、取御母を養護御母トリミオモのように訓んで、……に——としての義——大湯坐……を定めてとも訓める)て、ひたし奉らばけむ。」かれ
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
ヨロシク 早クニ
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
王師オウシ天命テンメイアリ、ヨロシク外ニフセゲ——とは古来の鉄則かとぞんじまする。——事ただならずとは申せ、三軍はまだ健在ですし、金吾義貞も、前線にまかりおること。さだめしその新田とて、頽勢たいせいの恥をすすがんものと、心をくだいておりましょう。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「江藤さん、私は決して其様そんなことは真実ほんとにしないのよ。しかし皆なが色々いろんなことを言っていますからもしやと思ったの。怒っちゃいけないことよ、」とお富の声も震えて左も気の毒そうに言った。
二少女 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
その一死を賭して、雲蒸うんじょう竜変りょうへん成功を万一に僥倖ぎょうこうしたる、またべならずや。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
諸侯を問わず、公卿を問わず、浮浪を問わず、幕臣を問わず、彼らが期せずして儲君ちょくん擁立運動に従事したるも、またべならずや。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
しかし、神、絶対者に選ばれたる神の子、真理そのものの体現者であると信じた彼の霊妙な性格にひきつけられ、彼のべ伝える心理に随順する、新鮮な精神、若い精神、世俗の灰汁に染まない精神、もしくは洗い磨かれ、悲しみの涙に潤うた心——青年や、貧しい境遇に泣く人や、病に苦しんだ人達やの何かを求めてやまない心に、彼の涙にみちて、しかも勇猛な教えはどれほど微妙な力を与えたことでしょう。
地上:地に潜むもの (新字新仮名) / 島田清次郎(著)
ひべなる哉、近年の圓右(二代目)にしても、下って先代圓歌(初代)にしても決してこの二席以外のところは喋らなかったことによっても分ろう。
たたぎ二四も これはふさはず、
羽たたぎも こもふさはず、
あながち君に對して興味を棄てよと云ふのではないが、内々に好きからに筆を執つて樂んで居るといふのならば餘り駄作は公表せぬがよいではないか、些か自ら文筆に得意なといふので鼻にかけるのは宜ろしくない。
船「ナニまだ今の内はようごぜへますが、雪の降る晩なんざア実に泣くやうでごぜへますぜ。」
町中の月 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
小むずかしい面相かおつきをして書物と疾視競にらめくらしたところはまずよかったが、開巻第一章の一行目を反覆読過して見ても、更にその意義をし得ない。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
俵の縁語に評さえよきを。
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
春は俗を狂せしむるによけれど、秋の士を高うするにかず。
秋窓雑記 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
多數の統治よしとせず、クロニオーンの撰び上げ、
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)
「矢代太郎様御安祥に被遊御座候哉。乍憚宜奉願上候。去年か御伝言被下候御礼も奉頼上候。豊後人田辺主計かぞへと申ものへ御書通、私へもよろしくと被仰下候由、其方より申来候。前年さし上候うたは御届被下候覧と奉存候。」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
「私詩集東都へ参申候哉。書物屋うりいそぎをいたし、校正せぬさきにすり出し候も有之候。もし御覧被下候はば、末梢頭まつせうとうに五言古詩の長き作入候本よろしく候。(登々庵武元質とう/\あんぶげんしつと申人の跋の心にいれたる詩也。)これのなき方ははじめ之本に候。」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
中世以降、兵権武門ニ帰シ、兵農始テ分レ、遂ニ封建ノ治ヲ成ス、戊辰ノ一新ハ、実ニ千有余年来ノ一大変革ナリ、此際ニ当リ、海陸兵制モ亦時ニ従ヒ、ヨロシキヲ制セサルヘカラス、今本邦、古昔ノ制ニ基キ、海外各国ノ式ヲ斟酌シ、全国募兵ノ法ヲ設ケ、国家保護ノ基ヲ立テント欲ス、ナンジ百官有司、厚ク朕カ意ヲ体シ、普ク之ヲ全国ニ告諭セヨ。