“うべ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
66.7%
得可10.0%
宇部10.0%
10.0%
3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼がこの時において、その同志をつのり、安政大獄の下手げしゅ者、間部詮勝を刺し、以て尊王討幕軍の先駆たらんと欲せしも、またうべならずや。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
居士はこの従軍を以て二個の目的を達するの機運とした。その一は純文学上の述作、その二はこの事もし能わずともこれによって何らか文学上の大事業を為し得可うべしというに在った。
子規居士と余 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
朝の九時ごろになって、三枝氏が宇部うべから医者をつれて来た。
キャラコさん:04 女の手 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
かたくなに否むとに非らず、忽ちにうべなふもよし。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
それ聖代せいだいには麟鳳りんほう來儀らいぎ仁君じんくんの代には賢臣けんしんあつまるとうべなるかな我がてう徳川とくがは八代將軍有徳院殿いうとくゐんでんの御代に八賢士あり土屋相摸守つちやさがみのかみ松平右近將監まつだひらうこんしやうげん加納遠江守かなふとほたふみのかみ小笠原若狹守をがさはらわかさのかみ水野山城守みづのやましろのかみ堀田相摸守ほつたさがみのかみ大岡越前守おほをかゑちぜんのかみ神尾若狹守かんをわかさのかみ是なり然るに其有徳院殿の御代享保きやうほ二年大岡越前守町奉行ぶぎやうと成始めて工夫のさばきあり其原因を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)