“大岡越前守”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおおかえちぜんのかみ87.5%
おほをかゑちぜんのかみ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もし現代の科学を一通り心得た大岡越前守おおおかえちぜんのかみがこの事件をさばくとしたら、だまされたほうも譴責けんせきぐらいは受けそうな気がする。
路傍の草 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
現代の裁判制度は東京地図の煩雑なるが如く大岡越前守おおおかえちぜんのかみ眼力がんりきは江戸絵図の如し。更にゆれば東京地図は幾何学の如く江戸絵図は模様のようである。
それ聖代せいだいには麟鳳りんほう來儀らいぎ仁君じんくんの代には賢臣けんしんあつまるとうべなるかな我がてう徳川とくがは八代將軍有徳院殿いうとくゐんでんの御代に八賢士あり土屋相摸守つちやさがみのかみ松平右近將監まつだひらうこんしやうげん加納遠江守かなふとほたふみのかみ小笠原若狹守をがさはらわかさのかみ水野山城守みづのやましろのかみ堀田相摸守ほつたさがみのかみ大岡越前守おほをかゑちぜんのかみ神尾若狹守かんをわかさのかみ是なり然るに其有徳院殿の御代享保きやうほ二年大岡越前守町奉行ぶぎやうと成始めて工夫のさばきあり其原因を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)