“享保”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きょうほう70.3%
きょうほ21.6%
きやうほ5.4%
きやうはう2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ホルモンなどということを、近ごろやかましく言いますが、この享保きょうほうの昔に対馬守は、そこらの理屈を知っていたのかもしれない。
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
享保きょうほ元禄げんろく……」とまるで御経でもあげるように父の肩につかまって唱えたりたたいたりしたあの書院の内を記憶でまだ見ることも出来た。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
享保きやうほはじめころ將軍吉宗公町奉行まちぶぎやう大岡越前守と御評議ごひやうぎあつて或は農工商のうこうしやうつみなるものに仰付けられ追放つゐはう遠島ゑんたうかはりに金銀を以てつみ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
が、言水が他の大家たいかと特に趣を異にするのは、此処ここにあると云はざるを得ないのである。言水通称は八郎兵衛はちろべゑ紫藤軒しとうけんと号した。享保きやうはう四年歿。行年ぎやうねんは七十三である。(一月十五日)
点心 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)