“元禄”の読み方と例文
旧字:元祿
読み方割合
げんろく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
尚白の四人は芭蕉の主な弟子で芭蕉とともにいずれも元禄げんろく時代、すなわち今からいうと二百余年前の人であったのでありますが
俳句とはどんなものか (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
前掲の句の作者は元禄げんろく時代の人だから、その時代に江戸っ子が初がつおを珍重ちんちょうしたのはうかがえるが、今日これは通用しない。
いなせな縞の初鰹 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
和漢古典のあらゆる文辞は『鶉衣』を織成おりなとなり元禄げんろく以後の俗体はそのけいをなしこれをいろどるに也有一家の文藻ぶんそうと独自の奇才とを以てす。
雨瀟瀟 (新字新仮名) / 永井荷風(著)