“元祿”の読み方と例文
新字:元禄
読み方割合
げんろく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
奴と名乘つた男女の侠客に、元祿げんろくの奴の小萬と、のちに奴の治兵衞といふのがある。小萬は大阪長堀に生れ、木津家といふ豪家の娘だつたといふ。
凡愚姐御考 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
一兩小判はざつと四匁、元祿げんろく以前の良質のものは、今の相場にして骨董こつとう値段を加へると何萬圓といふことになるでせう。
銭形平次捕物控:274 贋金 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
定められ十二月二日より評定所に於て役々寄合あり夫より毎月二日十二日廿二日を定日とせられ元祿げんろく二巳年八月廿五日より必ず御目付めつけは立合事に相成しなりされば此日も老若方らうにやくがた
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)