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『凡愚姐御考』
ふりがな文庫
『
凡愚姐御考
(
ぼんぐあねごこう
)
』
義理人情の美風といふものも歌舞伎芝居の二番目ものなどで見る親分子分の關係などでは、歪んだ——撓めた窮屈なもので、無條件では好いものだといひかねる。立てなくつてもいい義理に、無理から無理を生ませてゐる。人情にしてもまことに低級卑俗だ。大局とか …
著者
長谷川時雨
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「文藝春秋 昭和十一年二月號」1936(昭和11)年2月
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約12分(500文字/分)
朗読目安時間
約20分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
業
(
ぎやう
)
貶
(
いやし
)
女
(
もの
)
魂
(
だましひ
)
中間
(
ちゆうげん
)
族
(
ともがら
)
別
(
わけ
)
負
(
まけ
)
女奴
(
をんなやつこ
)
家
(
いへ
)
奴
(
やつこ
)
素地
(
きぢ
)
者
(
しや
)
欝陶
(
うつとう
)
愛敬
(
あいきやう
)
撓
(
た
)
家
(
や
)
商業
(
しやうばい
)
相愼
(
つゝし
)
町奴
(
まちやつこ
)
淺薄
(
せんぱく
)
眞
(
しん
)
迸
(
ほとば
)
通
(
かよ
)
輩
(
ともがら
)
根本
(
こんぽん
)
曉天
(
ぎやうてん
)
面
(
つら
)
武松
(
ぶしやう
)
親
(
した
)
惣
(
すべ
)
屑
(
くづ
)
侠
(
きやん
)
六方
(
ろつぱう
)
奴風
(
やつこふう
)
廣袖
(
ひろそで
)
坎
(
かん
)
後
(
のち
)
取拵
(
とりこしらへ
)
蛇坂
(
へびざか
)
肌
(
はだ
)
蝗螽
(
いなご
)
鎌髭
(
かまひげ
)
勘
(
かん
)
言泉
(
ことばのいづみ
)
勇
(
いさ
)
具面
(
くめん
)
路
(
みち
)
職分
(
しよくぶん
)
元祿
(
げんろく
)
鉋
(
かんな
)
不宜
(
よろしからず
)
鐵火
(
てつくわ
)
長局
(
ながつぼね
)
關東
(
くわんとう
)
阿嫂
(
あさう
)
人入
(
ひとい
)
面態
(
めんず
)
風體
(
ふうてい
)
駻
(
かん
)
髮抔
(
かみなど
)
御
(
ご
)
奴隷
(
どれい
)
徒士
(
かち
)
愛稱
(
あいしよう
)
撥鬢
(
はちびん
)
斬
(
き
)
張
(
は
)
朝酒
(
あさざけ
)
姐御
(
あねご
)
下腹
(
したはら
)
氣質
(
かたぎ
)
氣魄
(
きはく
)
派手
(
はで
)
縒
(
よ
)
滅
(
ほろ
)
澤山
(
たくさん
)
奴詞
(
やつこことば
)
當初
(
はじめ
)
疳
(
かん
)
白刄
(
しらは
)
皐月
(
さつき
)
奴立
(
やつこだて
)
奴婢
(
ぬひ
)
粉本
(
ふんぽん
)
結成
(
ゆひな
)