“淺薄”のいろいろな読み方と例文
新字:浅薄
読み方割合
あさはか42.9%
せんぱく42.9%
せんはく14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「待て/\、俺の考へやうが少し淺薄あさはかだつたかも知れないよ。これだけの大仕事に、一と月も前から騷いだ人肌地藏が一と役買つて居ないと言ふことはないな、——フム」
世間せけんで一くち化物ばけものといふと、なに妖怪變化えうくわいへんげ魔物まものなどを意味いみするやうできはめて淺薄せんぱくらしくおもはれるが、わたしかんがへてるばけものは、餘程よほどふか意味いみるものである。
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
しかしてかくごとく偶然の機會よりして偶然の殺戮を見得るが故に、一けんして淺薄せんはくにして原因げんいんもなきものゝたねなる、このしよ眞價しんかじつみぎべたる魔力まりよく所業しよげふ妙寫みようしやしたるにおいて存するのみ。
「罪と罰」の殺人罪 (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)