“原因”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もと56.5%
げんいん29.3%
おこり5.4%
わけ4.3%
げんゐん1.1%
いはれ1.1%
いわく1.1%
グラウンド1.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「——貴公を兄と慕っているだけに、あれを秘密にしているのは、どう考えても水臭くっていけない。ふたりの友情にヒビの入る原因もとというものだ」
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
されど我今喜びて自らわが命運の原因もとゆるし、心せこれになやまさじ、こは恐らくは世俗の人にさとりがたしと見ゆるならむ 三四—三六
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
さうして、さういふ不快の原因もとと言へば、いつも、母ならぬ人には毛ほども悟られたくない、く小さい詰らない事の失望やら怒りやらであつた。
不穏 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
その惡事あくじたとへば殺人罪さつじんざいごと惡事あくじ意味いみもなく、原因げんいんきものとふをべきや
「罪と罰」の殺人罪 (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
ところがそれが偶然ぐうぜん御米およねのためにめう行爲かうゐ動機どうき構成かたちづく原因げんいんとなつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
哲学者てつがくしゃといわれる人たちは、同じ原因げんいんがあればいつでもおな結果けっかになるということを知っています。
母の話 (新字新仮名) / アナトール・フランス(著)
君が恨みのおもだかは正しく其人と我れは思ふぞかし、染井の宿に飛ばす車の、折から惡るき我が門前にての出來ごとなれば、知られて成るまじの千里一ト飛と、負傷けがは正しく其人の所爲なれど、原因おこりは我れを恐るゝよりの事
暗夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
で、宗吉がこれを買いに遣られたのが事の原因おこりであった。
売色鴨南蛮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
まずその原因おこりから考えて見なければならない。
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
そうしてこれには何か深い原因わけがあるに違いないと思って、最初から色眼鏡をかけて研究を初めるだろう。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「おい、小山田のげた原因わけが分ったぞ」と、声をひそめてささやいた。
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)
「ヒヤヒヤ、二三年目黒にいて時々停車場へ遊びに来るようだとなおいいだろう」と柳瀬という新しい駅夫が冷かすと、岡田が後へついて「柳瀬なんぞは知るまいがこれには深い原因わけがあるのだね、河合君は知っているさ、ねえ君!」
駅夫日記 (新字新仮名) / 白柳秀湖(著)
電光艇でんくわうてい活動くわつどう原因げんゐんとなるべき十二しゆ藥液やくえきは、何時いつまでかゝつても
あゝ亞尼アンニーがまためうことをと、すこしもこゝろめずに出帆しゆつぱんしたのが、あんな災難さいなん原因げんゐんとなつたのです。
それがなにうれこと原因げんゐんとなるのですか。
その原因いはれを判断することの出来なかつた娘たちは、オクサーナの悩みの種が鍛冶屋のことにあらうなどとは、夢想だにしなかつた。
そこには、何かしら相当の原因いわくがあるはず。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
不運ふうん人達ひとたちておりゃる地盤グラウンドだけはえるが、この不運ふうんほん原因グラウンドは、ようしらべてぬうちはわからぬわい。