“原因”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もと55.3%
げんいん30.1%
おこり4.9%
わけ3.9%
いはれ1.9%
げんゐん1.0%
いわく1.0%
もとゐ1.0%
グラウンド1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なんでも下駄を間違えたやつを、一人がなぐり飛ばしたのが原因もとで、芋をむような下足場が、たちま修羅しゅらちまたとなってしまいました。
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
のちにわかつたが、原因げんいん青酸加里せいさんかりによる毒殺どくさつだつた。死体したい両手りょうてがつきのばされて、はちのふちにつかみかかろうという恰好かっこうをしている。
金魚は死んでいた (新字新仮名) / 大下宇陀児(著)
原因おこりの罪はとかぞふれば流石に天道是れ無差別とは言ひがたけれど、口に正義の髭つき立派なる方樣のうちに、恐ろしやまことの罪はありける物を
暗夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
岡田が後へついて「柳瀬なんぞは知るまいがこれには深い原因わけがあるのだね、河合君は知っているさ、ねえ君!」
駅夫日記 (新字新仮名) / 白柳秀湖(著)
その原因いはれを判断することの出来なかつた娘たちは、オクサーナの悩みの種が鍛冶屋のことにあらうなどとは、夢想だにしなかつた。
けれど、だれだつてしんぜられませんはねえ。ふね出發しゆつぱつこくだなんて。あゝ亞尼アンニーがまためうことをと、すこしもこゝろめずに出帆しゆつぱんしたのが、あんな災難さいなん原因げんゐんとなつたのです。
そこには、何かしら相当の原因いわくがあるはず。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
思ひ附てもき母がいきをりなばさぞさぞ悦ぶならんと今日迄も樂しみ居たる甲斐もなく忽地たちまちことわるとの變改へんがい如何なる事に原因もとゐ候や知らねど一度約束して結納ゆひなふまでも取かはせしにかく言來る所を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
不運ふうん人達ひとたちておりゃる地盤グラウンドだけはえるが、この不運ふうんほん原因グラウンドは、ようしらべてぬうちはわからぬわい。