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巷
ふりがな文庫
“巷”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ちまた
92.1%
まち
2.5%
ろじ
1.7%
こうぢ
1.7%
こう
0.8%
こうじ
0.8%
かう
0.3%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちまた
(逆引き)
忙しい世間は竹村君には用はない。何かなしに神田で覘いてみた眼鏡の中の大通りを思い浮べて、異郷の
巷
(
)
を歩くような思いがする。
まじょりか皿
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
巷(ちまた)の例文をもっと
(50作品+)
見る
まち
(逆引き)
おめえは、夜ひる眠ることもできずに、その男のまぼろしを抱いて、野良犬のように、江戸の
巷
(
)
をほっつきまわっていたのだろう。
巷説享保図絵
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
巷(まち)の例文をもっと
(9作品)
見る
ろじ
(逆引き)
そこは
巷
(
)
の角になっていて、巷の方にも入口があるので、裏
通路
(
)
からその巷を入って来た者は、その巷の方の入口から入るのであった。
文妖伝
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
巷(ろじ)の例文をもっと
(6作品)
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▼ すべて表示
こうぢ
(逆引き)
引かるゝまゝに、いぶせき
巷
(
)
を縫ひ行きて、遂にとある
敗屋
(
)
の前に出でしとき、僕は星根裏の小き窓に
燈
(
)
の影の微かなるを指ざしたり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
巷(こうぢ)の例文をもっと
(6作品)
見る
こう
(逆引き)
ある日の夕暮れなりしが、余は
獣苑
(
)
を漫歩して、ウンテル・デン・リンデンを過ぎ、わがモンビシュウ街の
僑居
(
)
に帰らんと、クロステル
巷
(
)
の古寺の前に
来
(
)
ぬ。
舞姫
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
巷(こう)の例文をもっと
(3作品)
見る
こうじ
(逆引き)
余はかの
燈火
(
)
の海を渡り来て、この狭く薄暗き
巷
(
)
に
入
(
)
り、楼上の
木欄
(
)
に
干
(
)
したる敷布、
襦袢
(
)
などまだ取り入れぬ人家、
頬髭
(
)
長き
猶太
(
)
教徒の
翁
(
)
が
戸前
(
)
に
佇
(
)
みたる居酒屋、一つの
梯
(
)
はただちに
楼
(
)
に達し
舞姫
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
巷(こうじ)の例文をもっと
(3作品)
見る
かう
(逆引き)
或る日の夕暮なりしが、余は獣苑を漫歩して、ウンテル、デン、リンデンを過ぎ、我がモンビシユウ街の
僑居
(
)
に帰らんと、クロステル
巷
(
)
の古寺の前に来ぬ。
舞姫
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
巷(かう)の例文をもっと
(1作品)
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巷
漢検準1級
部首:⼰
9画
“巷”を含む語句
陋巷
巷路
街巷
巷説
閭巷
柳巷
巷談
巷間
窮巷
巷話
官巷
巷辺
黒珠巷
三橋巷
市井巷間
門巷
窮巷屋後
茉莉凹巷処
華佗巷
黄泥巷
...
“巷”のふりがなが多い著者
吉川英治
中里介山
大隈重信
徳田秋声
島崎藤村
谷崎潤一郎
永井荷風
海野十三
国木田独歩
泉鏡花