“猶太”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ユダヤ88.6%
ジュウ4.5%
ゆだ2.3%
ゆだや2.3%
ジュー1.1%
ヤーウェ1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
猶太ユダヤ心理学派のり方だが、事実どうかぞえたって千フランには二法足らないんだから、やすいこた安いわけで、誰だって文句は言えまい。
抵当かたにおいて、さて猶太人に向つて、⦅いいかえ猶太ジュウ、おいらはかつきり一年たつたら、この長上衣スヰートカを請け出しに来るだから
一、「猶太ゆだの王。」
HUMAN LOST (新字新仮名) / 太宰治(著)
神の特種の撰択にかかる猶太ゆだや人民を率い世界を化して一大共和国となし、仁を施し民を撫育ぶいくし、真正の地上の王国を建立けんりつせんと、しかるに彼の良心はこの高尚なる希望をも彼に許さず
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
一等運転手は若いハイカラなヤンキー、客船メイルボート出身だけに淡水と、カラと、ワイシャツの最大浪費者だと聞いた。二等運転手は猶太ジュー系の鷲鼻わしばなを持った小男で、人種はよくわからない。
幽霊と推進機 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「だが僕は猶太ヤーウェ教徒でも利未リビ族(猶太教で祭司となる一族)でもないのだからね。眼前に死霊集会シエオールの標を眺めていても、それをモーゼみたいに、壊さねばならぬ義務はないと思うよ」
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)