“ジュウ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:じゅう
語句割合
猶太人45.5%
猶太36.4%
猶奴9.1%
9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うっちゃるなあ惜しいな。女がふたりで、後ろの中庭にじいさんがいるだけだ。窓のきれも悪かあねえ。爺さんは猶太人ジュウかも知れねえ。うめえ仕事だと思うがな。
「立ち聴きさ。あんたが、曲馬団サーカスにくるまえケプナラがやってきて、親方とひそひそ話をやっていた。うちの親方だって、猶太ジュウ仲間だから」
人外魔境:08 遊魂境 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
ところが、ある日の夕方のこと、一人の男が入えつて来て、⦅さあ、猶奴ジュウ、おいらの長上衣スヰートカを返してもらはう!⦆つて言ふだよ。
三本よりの革鞭を振りあげて、あの横梁よこぎよりも高く猶奴ジュウが跳ねあがつたくれえ、こつぴどく野郎を擲りつけて正気に戻しただ。
あれは猶太の坊主が七日目に一度づつ行水をしなければならないので、ジュウ奴が發明したものだ。それは兎も角ちよつと洒落に役所へ顏を出した。
狂人日記 (旧字旧仮名) / ニコライ・ゴーゴリ(著)