“閭巷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りよかう66.7%
りょこう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(七九)閭巷りよかうひとおこなひてんとほつするものは、(八〇)青雲せいうんくにあらずんば、いづくんぞく(名ヲ)後世こうせいかん
漸く閭巷りよかうの侠客なるもの起り来りて、幕政を軽侮し、平民社界の保護者となり、圧抑者に対する破壊的手腕(天知子の語を借用す)となりたるも、是が一現象なりけり。
徳川氏時代の平民的理想 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
久保田君の主人公は常に道徳的薄明りに住する閭巷りょこう無名の男女なり。是等の男女はチエホフの作中にも屡その面を現せども、チエホフの主人公は我等読者を哄笑せしむること少しとなさず。
久保田万太郎氏 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)