“附”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
54.0%
つき11.1%
9.7%
つけ7.5%
つい4.9%
づき3.1%
2.2%
くっ1.8%
つか1.3%
づけ1.3%
(他:7)3.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“附”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸61.3%
文学 > 日本文学 > 小説 物語3.9%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)2.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
ちやこつぷあらひやうが奈何どうだとか、うまけるのに手間てまれるとかとりきんで
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
おどかしけるやうなで、いはく==陰陽界いんやうかい==とあつたので、一竦ひとすくみにちゞんで
みつ柏 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
(三)処刑に先立つ四日、ウェストミンスタアの僧院長にしてメリイ女王つき牧師たりしフェッケンハムと試みたる信教問答
ジェイン・グレイ遺文 (新字旧仮名) / 神西清(著)
この回数券制度は子息むすこの三輪田元道氏のおもつきらしく元道氏は老人としよりのある家庭へくと、
自分としては一生懸命だが、人が聞けば、何と思って今ごろそんなことを言いだすかと、頭から一笑にせられるかもしれない。
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)
だが習性の中にも在る筈の肉体などは一顧も与えられておらず、何よりも、本来の人間の自由な本姿が不問にされているのである。
デカダン文学論 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
 前句をただ夕暮の淋しき景気と見てこのつけありたるならんか。但し田舎にては夕暮に棺を出す処多し。この句月を入れて秋季なり。
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
つけないうまものだからついべ過ぎてすつかりつうじがとまりましたので、のぼせて目が悪くなつて
牛車 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
空々寂々くうくうじゃくじゃくチンプンカンの講釈をきいて、その中で古く手垢てあかついてるやつが塾長だ。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
京縮緬きやうちりめん小紋織こもんおり衣類いるゐうへには黒縮緬くろちりめんの小さいもんつい羽織はおり
世辞屋 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
そうした頼朝のそぶりに気のいたのは政子であった。政子は頼朝づき侍女こしもとの一人を呼んで詮議せんぎした。
頼朝の最後 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
しかし隠居づきにせられて、おも柳島やなぎしまにあった信順のぶゆきやかたへ出仕することになっていた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
急に元気いたらいやな気持をおこさせるに違ひないと思つて、起き上りたい身体からだその儘にしてじつとして居ると
帰つてから (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
最初の金子かねは雑誌の費用につかつて仕舞しまつたので、其れと感いた妹は又一年程ののちに二度目の五十円を送つて呉れたが
執達吏 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
「どして、っていうと困るが、つい一ト月ぐらい前にね、ここで訓練した軍用犬にくっついて国境の方まで行って見たんだが、あの辺にも相当この病気が流行はやっているらしかったぜ」
睡魔 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
その心地ここちもいわれなさで、眠気ねむけがさしたでもあるまいが、うとうとする様子で、きずの痛みがなくなって気が遠くなって、ひたとくっついている婦人おんなの身体で、わしは花びらの中へ包まれたような工合。
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「まったくお話しに聞惚ききとれましたか、こちらがさとはなれて閑静な所為せいか、ちっとも気がつかないでおりました。実は余り騒々そうぞうしいので、そこをげて参ったのです。しかし降りそうになって来ました。」
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
なに、友は愚にもつかん事を言っているのだが、其愚にも附かん事を、人生だ、智慾だ、煩悶だ、肉だ、堕落だ、解脱げだつだ、というような意味の有り気な言葉で勿体を附て話されると、何だか難有ありがたくなって来て、之を語る友は偉いと思った。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
孔明が荊州を立つときに出した七月十日づけの返簡の飛脚は、やがて玄徳の手にとどいた。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
たれ知らぬまに、秀吉は、その七月十七日づけの手紙をもって、北陸の前田利家へ宛てて、
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その目が素晴らしく大きく鼻と額とっ着いてほおの毛がふっさり達筆にれ、ドロンとした目をしてこちらを見ている所をこっちから見ると、何か一種の怪物のような気もしてどうも変なものだと思いました。
心地こゝちもいはれなさで、眠気ねむけがさしたでもあるまいが、うと/\する様子やうすで、きずいたみがなくなつてとほくなつてひたとくツついて婦人をんな身体からだで、わしはなびらのなかつゝまれたやうな工合ぐあひ
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
所謂鮑を得ること多きが故に、岸沚の竹を燒て海中に沈置、朝にうかべる之に枝葉につく鮑恰もはえたる木子〔茸〕の如くなるとかや(伯耆民談)。
他計甚麽(竹島)雑誌 (旧字旧仮名) / 松浦武四郎(著)
何もそんなにまで怒られるわけはなかろうとおもっていたが、ではことによったら端席のことはつけたりで小勇の柳派入り一件かもしれない。でも、でも、それならば明らかに小勇が悪い。師匠の怒るのも無理はない。
小説 円朝 (新字新仮名) / 正岡容(著)
右について聚楽物語巻之下「若君ならびに三十餘人の女房達洛中渡さる、つけたり最後の事」の条の一節に云う、
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
又石田軍記「秀次公之君達きんだち誅事つけたり卅餘人嬪妾の事」に云う、
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
つけていふ、浮いて居るを散つて居ると直してもやはり分らぬなり。(六月七日)
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
殺婦長者既に多くの妻を先立てし罪業をおそれ、新妻を娶るとぐさま所有あらゆる鎖鑰じょうかぎを彼女にわたし、わが家の旧法仏僧に帰依すれば、汝も随時僧に給事して、おこたるなかれというた。