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附
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づき
ふりがな文庫
“
附
(
づき
)” の例文
宮野邊源次郎と云って
旗下
(
はたもと
)
の次男だが、
其奴
(
そいつ
)
が悪人で、萩原新三郎さんを
恋慕
(
こいした
)
った娘の
親御
(
おやご
)
飯島平左衞門という旗下の奥様
附
(
づき
)
で来た女中で
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
王室
附
(
づき
)
俳優の部屋が左右に設けられ、右手にモリエエル夫婦の部屋と先妻マドレエヌの部屋とが並び、扉には各俳優の名が
白墨
(
チヨオク
)
で記されて居る。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
弘前
(
ひろさき
)
の城主
津軽順承
(
つがるゆきつぐ
)
の
定府
(
じょうふ
)
の医官で、当時
近習詰
(
きんじゅづめ
)
になっていた。しかし隠居
附
(
づき
)
にせられて、
主
(
おも
)
に
柳島
(
やなぎしま
)
にあった
信順
(
のぶゆき
)
の
館
(
やかた
)
へ出仕することになっていた。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
そうした頼朝のそぶりに気の
注
(
つ
)
いたのは政子であった。政子は頼朝
附
(
づき
)
の
侍女
(
こしもと
)
の一人を呼んで
詮議
(
せんぎ
)
した。
頼朝の最後
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
佛蘭西
(
フランス
)
の
豫備海軍士官
(
よびかいぐんしくわん
)
とか
云
(
い
)
へる
悽
(
すさ
)
まじく
速
(
はや
)
い
男
(
をとこ
)
、
第
(
だい
)
二
着
(
ちやく
)
は
勤務
(
きんむ
)
のため
我
(
わが
)
日本
(
につぽん
)
へ
向
(
むか
)
はんとて
此
(
この
)
船
(
ふね
)
に
乘組
(
のりく
)
んだ
伊太利
(
イタリー
)
の
公使館
(
こうしくわん
)
附
(
づき
)
武官
(
ぶくわん
)
の
海軍士官
(
かいぐんしくわん
)
、
私
(
わたくし
)
は
辛
(
からう
)
じて
第
(
だい
)
三
着
(
ちやく
)
、あまり
面白
(
おもしろ
)
くないので
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
▼ もっと見る
船の中で部屋
附
(
づき
)
のボオイや給仕女に物を云ふ以外に会話らしい会話もせず三十八日居た自分は当分普通の話にも間の抜けた事を云ふのであらうとこれなども
味気
(
あぢき
)
なく鏡子には思はれるのであつた。
帰つてから
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
大英国は
羨
(
うらや
)
むべき国よなど
密
(
ひそ
)
かに思ひ申し
候
(
さふらふ
)
。この
甲板
(
かふばん
)
へ
藁蒲団
(
わらぶとん
)
敷き詰めて
角力
(
すまふ
)
の催しなどもありしよしに
候
(
さふらふ
)
。私の室
附
(
づき
)
の山中は五人抜きの勝利を得し
由
(
よし
)
に
候
(
さふらふ
)
。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
抽斎はこれから隠居信順
附
(
づき
)
にせられて、平日は柳島の
館
(
やかた
)
に勤仕し、ただ折々上屋敷に伺候した。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
其の
後
(
ご
)
奥様
附
(
づき
)
で牛込の方へ行ったとばかりで
後
(
あと
)
は手紙一本も寄越さぬくらい、実に
酷
(
ひど
)
い奴で、夫五兵衞が亡くなった時も
訃音
(
しらせ
)
を出したに帰りもせず、返事もよこさぬ不孝もの
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
氏は五十歳を幾つも越えないであらう。肉
附
(
づき
)
の締つた、
細
(
ほそ
)
やかな、背丈の高い体に
瀟洒
(
せうしや
)
とした紺の背広を着て、調子の低い
而
(
さう
)
して
脆相
(
もろさう
)
な程美しい言葉で
愛想
(
あいそ
)
よく語つた。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
「
一体
(
いつたい
)
東のお奉行所
附
(
づき
)
のものの
書付
(
かきつけ
)
なら、なぜそれを西のお奉行所へ持つて来たのだい。」
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
五百はすぐに
中臈
(
ちゅうろう
)
にせられて、殿様
附
(
づき
)
と
定
(
さだ
)
まり、同時に奥方
祐筆
(
ゆうひつ
)
を兼ねた。殿様は伊勢国
安濃郡
(
あのごおり
)
津の城主、三十二万三千九百五十石の藤堂
和泉守
(
いずみのかみ
)
高猷
(
たかゆき
)
である。官位は
従
(
じゅ
)
四位侍従になっていた。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
“附(附指定)”の解説
附指定(つけたりしてい)あるいは単に附(つけたり)とは、建造物、美術工芸品、考古資料、歴史資料等を重要文化財や都道府県指定文化財等に指定する際に、文化財本体に関連する物品や資料等を本体と併せて文化財指定することである。
(出典:Wikipedia)
附
常用漢字
中学
部首:⾩
8画
“附”を含む語句
附着
附合
取附
打附
附添
附近
心附
言附
見附
片附
目附
寄附
引附
附属
縁附
押附
門附
吩附
肉附
附会
...