“縁附”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かたづ28.6%
えんづ28.6%
えんづき14.3%
えんづく14.3%
かたづき14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「四谷へ縁附かたづいております、せんのおみつをお連れなさいまして、縁日へ。」
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
縁附えんづきてよりすで半年はんとしとなるに、なに一つわがかたみつがぬは不都合ふつがふなりと初手しよて云々うん/\の約束にもあらぬものを仲人なかうどなだむれどきかずたつて娘を引戻ひきもどしたる母親有之候これありそろ
もゝはがき (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)
到頭とうとう其の方の方へ縁附えんづきになりました。
闇夜の梅 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
林「う邪魔にせなえでもえが、是でちゃんと縁附えんづくけまっているからね、知らず/\して縁はな物味な物といって、ちゃんときまっているからね」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
孝「そして貴方あなたのお名前はおりゑ様とおっしゃって、小出信濃守様の御家来黒川孝藏様へお縁附かたづきになり、其の御離縁になったお方ではございませんか」