“かたづ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
固唾45.9%
23.2%
片附7.2%
片付5.7%
縁付3.1%
嫁付3.1%
片唾2.6%
方附1.5%
片着1.5%
縁附1.0%
形付1.0%
整理1.0%
方付1.0%
堅睡0.5%
嫁入0.5%
嫁附0.5%
0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お霜は大きく眼を開いて、ゴクリと固唾を呑みました。忠義者には相違ないまでも、お春に比べると、何となく神經のさうな女です。
秘かに想ひを寄せてゐた照子は、勝ち誇つたやうにいてしまつたし——けに高を括つてゐた学校は落第してしまつたし、……。
明るく・暗く (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
のなかはさつぱりと片附いてゐました。まんなかに木の卓子があつて、椅子が四つ並んでゐました。片隅にベッドがありました。
エミリアンの旅 (新字旧仮名) / 豊島与志雄(著)
此家では賓客つたと見えまして、主人片付けさせて指図してりますところへ、からけますから、主
特殊の薬剤を注入して……ま、そんなことはいずれ明日でも詳しく申し上げるが、……そのワイゲルトという中尉の姉がある貴族のところに縁付いて、独逸のケムニッツ市に住んでいる。
ウニデス潮流の彼方 (新字新仮名) / 橘外男(著)
母は年齡を取つても長い間落着いてゐられる家がなくつて、苦勞してゐましたのですけど、あたしが村田の家へ嫁付いてからは、此處が一番氣兼ねがなくつていゝと云つて、不斷でも
見学 (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)
一同何を言ひ出すのかと片唾をのんだ。常から笑ふ事の少い眇目の教師の顔は、此の日殊更苦々しく見えた。そして語り出したのは次のやうな事であつた。
(新字旧仮名) / 石川啄木(著)
綾子刀自が大隈家へ方附かれたのが、初縁でないのであるから、もし、ひょっとそういうことを私の口から口外しては、と遠慮を致したわけでありました。
藤吉が、あたふたとってしまうと、春信仕方なしにいた下絵を、片着けて、かるくうちをした。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
なんぞはちと腹を立ちまして、粥河さまは男もし人柄もよし、金はあるし、立派な人だから、此家縁附けば仕合せと思って腹のに喜んで居たのに、さんはそれだのに遣って呉れないのだよ
猶々此のやうのき思を致候て、惜むに足らぬ命の早く形付不申るやうにも候はば、いつそ自害致候てなりと、潔く相果て候が、存付へば、万一の場合には、やうの事にも可致
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「それじゃこうしたらどうだろう。お徳の部屋の戸棚の下を明けて当分ともかく彼処へ炭を入れることにしたら。そしてお徳の所有品は中の部屋の戸棚整理けて入れたら」
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
温健の好人物と云ふ事で、其方はすぐ方付いて仕舞つた。不幸にしても令嬢の父母を知らなかつた。けれども、物堅い地味なだと云ふ丈は、三人の前で保証した。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
咽をカラアにしめられてしきりに堅睡をのむ猪首のすわり可笑しく、胸をシヤツ胴衣められてコルセツトを着けたるやうに呼吸苦しく、全体ら糊されし様に鯱張りかへつて
燕尾服着初めの記 (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
「けれども必竟は本人のために嫁入けるんで、(そう申しちゃ角が立つが、)姉さんや市蔵の便宜のために、千代子の結婚を無理にくり上げたり、くり延べたりする訳にも行かないものだから」
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
不沙汰見舞に来ていたろう。このは、よそへ嫁附いて今は産んだにかかっているはず。忰というのも、煙管、同じ事をとする。
国貞えがく (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
座敷張易んだときにはもう三時過になつた。さううしてゐるうちには、宗助つてるし、支度めなくつてはならないので、二人はこれを一段落として、髮剃けた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)