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方附
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かたづ
ふりがな文庫
“
方附
(
かたづ
)” の例文
氷峰は渠に義雄を紹介してから、渠に斷わつて、勝負の
方附
(
かたづ
)
くまで碁をつづける。呑牛はにこにこ笑ひながら、二人の戰ふのを見てゐる。
泡鳴五部作:03 放浪
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
綾子刀自が大隈家へ
方附
(
かたづ
)
かれたのが、初縁でないのであるから、もし、ひょっとそういうことを私の口から口外しては、と遠慮を致したわけでありました。
幕末維新懐古談:51 大隈綾子刀自の思い出
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
この大火が
方附
(
かたづ
)
いてから、あの本願寺の門の前を通ると、駒形堂が真直に見えました。そうして、
大河
(
おおかわ
)
の帆掛け舟が「そんな大火があったかい」といったように静かに
滑
(
すべ
)
って行くのが見えました。
幕末維新懐古談:15 焼け跡の身惨なはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
方
常用漢字
小2
部首:⽅
4画
附
常用漢字
中学
部首:⾩
8画
“方”で始まる語句
方
方々
方法
方向
方角
方丈
方面
方便
方寸
方嚮