“方面”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほうめん46.7%
はうめん43.3%
ザイテ6.7%
フエース3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それと同時どうじ地震波ぢしんぱ地球内部ちきゆうないぶ方向ほうこうにも進行しんこうして反對はんたい方面ほうめんあらはれ、場合ばあひによつては地球ちきゆう表面ひようめん反射はんしやしてふたゝ方面ほうめんむかうのもある。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
斯樣かやうに、墮落だらく方面はうめんをとくに誇張こちやうした冒險者アドヹンチユアラーあたまなかこしらあげ宗助そうすけは、その責任せきにん自身じしん一人ひとりまつたはなければならないやうがした。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
自分の興味からさやうに或る方面ザイテを抽象するのは随意である。併し、それを具体的なる実相として強ひ、或は道徳の世界に通用させようとするのは錯誤である。
善くならうとする祈り (新字旧仮名) / 倉田百三(著)
併し自然には自分の弱い神經を痛ましめて迄も勞つてやらなければならぬ程の脆さがない。思ひがけない方面フエースに觸れて顏を反けなければならぬ程の卑さがない。
三太郎の日記 第一 (旧字旧仮名) / 阿部次郎(著)