“進行”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんこう35.3%
しんかう29.4%
すゝみ11.8%
すすみ5.9%
すすみゆ5.9%
はかど5.9%
マアチ5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つまり河流かりゆう上汐あげしほとが河口かこう暫時ざんじたゝかつて、つひ上汐あげしほかちめ、海水かいすいかべきづきながらそれが上流じようりゆうむかつていきほひよく進行しんこうするのである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
曇後晴くもりのちはれ午前ごぜん時頃じごろ瓢箪山ひようたんやま到着たうちやくしてると、發掘はつくつすで進行しんかうして赤鉢卷隊あかはちまきたい活動くわつどうしてるが、一かうかはつたことい。
やうやたかく、かぜすゞしく、ふね進行すゝみのやうである。わたくし甲板かんぱん安樂倚子あんらくゐすをよせて倩々つら/\かんがへた。
一日ひとひ一日と限りなき喜悦よろこびに満ちた世界に近づいて行くのだと、未来を待った少年の若々しい心も、時の進行すすみにつれていつかしら、何気なく過ぎて来た帰らぬ昨日きのう
山の手の子 (新字新仮名) / 水上滝太郎(著)
彼は急に牀几を離れて五六歩いつあしむあし進行すすみゆきしが、彼方あなたよりも見付けて、逸早いちはやく呼びぬ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
貰つた時は、実に嬉しかつた。彼様あんなに早く進行はかどらうとは思はなかつた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
二本松のあたり一抹いちまつの明色は薄墨色うすずみいろき消されて、推し寄せて来る白い驟雨ゆうだち進行マアチが眼に見えて近づいて来る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)