“海水”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かいすい50.0%
みず25.0%
うしほ12.5%
しお12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つまり河流かりゆう上汐あげしほとが河口かこう暫時ざんじたゝかつて、つひ上汐あげしほかちめ、海水かいすいかべきづきながらそれが上流じようりゆうむかつていきほひよく進行しんこうするのである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
海水みずが高いと案じ油断はしていなかったが、うとうと眠った夜中にチョロチョロと耳近く水の音をきいた。戸外そと暴風雨あらしにはまぎれぬ音なのですぐに目が覚めた。
所以このゆゑに幽と顯とに出で入りて、日と月と目を洗ふにあらはれたまひ、海水うしほに浮き沈みて、神と祇と身を滌ぐにあらはれたまひき。
十二の彼女の海水しおきぶりには及ぶものがなかったほど、終日を働きくらした。
旧聞日本橋:08 木魚の顔 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)