“戸外”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そと56.9%
おもて34.8%
こがい4.0%
こぐわい2.1%
とのも1.9%
いえのそと0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
猫の額ほどの菜園の土を掘りながら、今頃はまたおじいさんが読んでいなさるころだと思うと、おらくは出来るだけ長く戸外そとにいた。
日は輝けり (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
さつそく帽子を掴んで戸外おもてへ飛び出さずにゐられないといつた、あんな手合とは、てんで比べものにもなんにもなつたものぢやない。
マルモ探検隊員の多くは起き出して、戸外こがいを見た。その怪音の正体は、目に見えた。それは空から落ちてくる「光る円筒」であった。
三十年後の世界 (新字新仮名) / 海野十三(著)
是はわからない方がこのましいので、必要のないかぎりは、あにの日々の戸外こぐわい生活に就て決して研究しないのである。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
いつの間にやらけ過ぎてしまった、戸外とのもは怖ろしい静寂の中に、時々こがらしが雨戸の外を過ぎて行くのに気が付きまして
壊れたバリコン (新字新仮名) / 海野十三(著)
と、戸外いえのそとで話し声がする。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)