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戸外
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とのも
ふりがな文庫
“
戸外
(
とのも
)” の例文
いつの間にやら
夜
(
よ
)
も
更
(
ふ
)
け過ぎてしまった、
戸外
(
とのも
)
は怖ろしい静寂の中に、時々
凩
(
こがらし
)
が雨戸の外を過ぎて行くのに気が付きまして
壊れたバリコン
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
かくて小尼公の尼寺に入り給ひしより、六週の後となりし時、
醫師
(
くすし
)
は始て我に
戸外
(
とのも
)
を逍遙することを許しつ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
御殿場のここの
駅路
(
うまやじ
)
、一夜寝て
午夜
(
ごや
)
ふけぬれば、まだ深き
戸外
(
とのも
)
の闇に、早や目ざめ
猟犬
(
かりいぬ
)
が群、
勢
(
きほ
)
ひ起き鎖曳きわき、
跳
(
おど
)
り立ち啼き立ち
急
(
せ
)
くに、朝猟の公達か、あな
観想の時:――長歌体詩篇二十一――
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
戸外
(
とのも
)
にはカリンの
木
(
き
)
がうはつて、
淡紅
(
うすくれなゐ
)
の
花
(
はな
)
の
香
(
か
)
が
暗
(
くら
)
い
雨
(
あめ
)
の
庭
(
には
)
にたちまよふてゐた。
桜さく島:見知らぬ世界
(新字旧仮名)
/
竹久夢二
(著)
舞ひ狂ふ嵐の腹が絶叫に似た唸りをたてて棟を打ち飄と
戸外
(
とのも
)
を噛み狂ふ度に、一頻り重苦しげに軋みたつ鈍い家鳴に打ち
雑
(
まじ
)
つて、絶え入るやうな与里の愁訴は忍び泣きの心細さに吹き千切られ
竹藪の家
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
▼ もっと見る
御殿場のここの
駅路
(
うまやぢ
)
、一夜寝て
午夜
(
ごや
)
ふけぬれば、まだ深き
戸外
(
とのも
)
の闇に、早や目ざめ
猟犬
(
かりいぬ
)
が群、
勢
(
きほ
)
ひ起き鎖曳きわき、
跳
(
をど
)
り立ち啼き立ち
急
(
せ
)
くに、朝猟の公達か、あな
観相の秋
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
戸外
(
とのも
)
にぞ火は
熾
(
さか
)
る、………
哀
(
あは
)
れ、
哀
(
あは
)
れ、
棚
(
たな
)
の
上
(
へ
)
に見よ
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
洋妾
(
らしやめん
)
の長き
湯浴
(
ゆあみ
)
をかいま見る黄なる
戸外
(
とのも
)
の
燕
(
つばくら
)
のむれ
桐の花
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
戸外
(
とのも
)
すかしぬ。——事もなき
夜
(
よ
)
のしづけさに。
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
“戸外”の意味
《名詞》
家の外。屋外。
(出典:Wiktionary)
戸
常用漢字
小2
部首:⼾
4画
外
常用漢字
小2
部首:⼣
5画
“戸外”で始まる語句
戸外運動
戸外歩心