虚と実とは裏と表である。実にして虚、虚にして実なるが故に尊い。何れは先づ実相のまことを観、観て、深く到り得て、更に高く離れむ事をわたくしは願つてゐる。 実相に新旧のけぢめは無い。常に正しく新らしいからである。これを旧しとなすは観て馴れ過ぎた …
著者 | 北原白秋 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 詩歌 |
初出 | ある人の庭「表現 2巻1号」1922(大正11)年1月1日
紅葉を焚いて「潮音 5巻1号」1919(大正8)年1月1日
山中消息「詩篇 3編1輯」1919( |
文字種別 | 新字旧仮名 |
読書目安時間 | 約38分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約1時間4分(300文字/分) |