“噎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
53.3%
むせ39.3%
おくび3.7%
むせび1.5%
0.7%
おく0.7%
むっ0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鼻と、口を手拭でしっかとえてもムーンと鼻の穴から、頭へ突きぬけるような臭気が、せるようだった。れても同じだった。
工場新聞 (新字新仮名) / 徳永直(著)
良人の軽い口ぶりを聞いて、おいちは声をあげて笑いだし、大助に激しく頬ずりをしながら、そしてるように笑いながら去っていった。
つばくろ (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
刺身は調味のみになッて応答をするころになッて、お政は、例の所へでも往きたくなッたか、ふとッて坐舗を出た。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
れつたいやうな、泣くやうな、變にを吹きつける。
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
きれる宵を庭向ふの家で
山の手歳事記 (新字旧仮名) / 正岡容(著)
しみじみと身に染みるもの、油、香水、痒ゆきところに手のとどく人が梳櫛。こぼれ落ちるものは頭垢と涙。湧きいづるものは、泉、乳、虱、接吻のあとのび、紅き薔薇の虫、白蟻。
観相の秋 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
を開くと、とするような暖気が襲ってきて、それは熱に熟れた、様々な花粉の香りが——妙に官能をるような、一種名状しようのない媚臭で、鼻孔を塞いでくるのだった。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)