“扉”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ドア45.5%
とびら23.4%
22.7%
ひらき2.4%
1.9%
とぼそ1.2%
ドアー1.0%
どあ0.7%
ドーア0.4%
0.3%
(他:3)0.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“扉”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語61.5%
文学 > 英米文学 > 小説 物語39.7%
文学 > 日本文学 > 小説 物語14.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「開け、ごまの実」と廊下を飛ぶようにやって来て、博士のドアの前に立った白い実験衣の小柄の青年学者が大きな声で叫んだ。
国際殺人団の崩壊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ドアのノッブにすがったままガタガタとふるえ出していることが、そのしまのズボンを伝わる膝のわななきでわかった。
一足お先に (新字新仮名) / 夢野久作(著)
普請小屋ふしんごやと、花崗石みかげいし門柱もんばしらならべてとびら左右さいうひらいて
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
クリストフは肩をそびやかして、とびらの方へ進んでいった。しかし、ロールヘンの父はその道をさえぎりながら、鋭く叫んだ。
工夫の人は立って、たなから帽子をとり、道具を入れた布の袋を持って、の掛金を外してまるのを待ってゐました。
化物丁場 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
その二つの人影と、一点の小さな灯は、やがて、境のを開けて、三十三間堂の永い縁の端へ立つと、こう低い声で話していた。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
瞳を上げる、鼻筋が冷く通って、片頬かたほにはらはらとかかる、軽いおくれ毛を撫でながら、しずかひらきを出ました。
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
其処そこへ、彫像てうざうおぶつてはいつたんですが、西洋室せいやうまひらきけやうとして、
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「この低い柵の開きを開けると、眠っていても直ぐ起きて来ますからそいつへ干菓子ひがしをくれてやるんです。喜んでいて来ます」
とむらい機関車 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
赤や紫の硝子ガラスをきれいに入れた硝子があった。ベルセネフは起って往ってその一枚を開けた。暗いところから涼しい風が入って来た。
警察署長 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
たしかにここと見覚えの門のとぼそに立寄れば、(早瀬、引かれてあとずさりに、一脚のベンチに憩う。)
湯島の境内 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
千束の寮のやみの、おぼろの、そぼそぼとふる小雨の夜、狐の声もしみじみと可懐なつかしい折から、「伊作、伊作」と女ので、とぼそで呼ぶ。
開扉一妖帖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ちやうど先頭の第一人が、三段を一足飛いツそくとびに躍上ツて、入口のドアーに手を掛けた時であツた。
解剖室 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
あまりの事と學生は振返ツた……其のはなつらへ、風をあふツて、ドアーがパタンとしまる……響は高く其處らへ響渡ツた。
解剖室 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
少時しばらくすると、また洗面所せんめんじよどあから、ひよいとかほしてのぞいた列車れつしやボーイが、やがて
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ドカリ——洗面所せんめんじよかたなる、どあつた、茶色ちやいろかほが、ひよいと立留たちどまつてぐいと見込みこむと
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
彼は、畫室を出ることを定めて了つて、入口のドーアに手まで掛けたが、さて其の手を引つ込めて躊躇ためらつた。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
後ろの方から、洗練された美しい声、振り返って見ると、次の間に通ずるドーアを背にして、オパール色の洋服を着た、目の覚めるような美しい娘が立って居ります。
判官三郎の正体 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
釈迦堂其他そのたを開してれたが美術的の価値の無い俗悪ぞくあくを極めた物ばかりであつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
倉庫の打ち開きあり寒雀かんすずめ
六百句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
この第一編は今も昔も変らぬ書肆しょしの商略から表紙にもタイトルページにも春廼舎朧著と署して二葉亭の名は序文に見えるだけだから、世間は春廼舎をのみ嘖々さくさくして二葉亭の存在を少しも認めなかった。
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
ヲアケハナテ≪無意味ナル警笛サイレンヨ≫
逸見猶吉詩集 (新字旧仮名) / 逸見猶吉(著)
「世にかくれなき伯爵よ、君が名もて我らのヘンリイのフロントを飾りたれば、この書の読書界への進出もめでたく円滑なるべし」