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『硝子戸の中』
ふりがな文庫
『
硝子戸の中
(
がらすどのうち
)
』
硝子戸の中から外を見渡すと、霜除をした芭蕉だの、赤い実の結った梅もどきの枝だの、無遠慮に直立した電信柱だのがすぐ眼に着くが、その他にこれと云って数え立てるほどのものはほとんど視線に入って来ない。書斎にいる私の眼界は極めて単調でそうしてまた極 …
著者
夏目漱石
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「朝日新聞」1915(大正4)年1月13日~2月23日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約1時間46分(500文字/分)
朗読目安時間
約2時間56分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
真向
(
まんむこう
)
生
(
うみ
)
教
(
おす
)
結
(
な
)
中
(
あて
)
極
(
きょく
)
益
(
ます
)
彼女
(
かのおんな
)
快
(
こころ
)
耳語
(
みみこすり
)
扉
(
ドアー
)
除
(
はず
)
断
(
こと
)
嫁
(
かた
)
中
(
じゅう
)
尊
(
たっ
)
掌
(
ひら
)
為
(
す
)
妾
(
わたくし
)
上
(
あ
)
生
(
お
)
遣
(
づか
)
袂
(
ふところ
)
右側
(
みぎわき
)
後
(
ご
)
怠
(
おこ
)
自
(
おの
)
肯
(
うけが
)
整
(
とと
)
揺
(
うご
)
入牢
(
じゅうろう
)
擦
(
かす
)
一日
(
いちんち
)
焦慮
(
あせっ
)
赴
(
おも
)
賢
(
かし
)
世間
(
せかい
)
詫
(
あや
)
覚
(
おぼえ
)
汚
(
きた
)
命
(
つ
)
殺
(
あや
)
香
(
におい
)
今日
(
こんち
)
仰向
(
あおむき
)
佇
(
たた
)
鎖
(
と
)
来
(
く
)
懐
(
なつか
)
確
(
たし
)
空
(
くう
)
斜
(
なな
)
冷評
(
ひや
)
端
(
はず
)
際
(
さい
)
一寸
(
いっすん
)
外
(
はず
)
跪
(
ひざま
)
垂涎
(
よだれ
)
夜遊
(
よあそ
)
夢幻
(
ゆめうつつ
)
威嚇
(
おどか
)
透
(
とお
)
誰
(
た
)
家並
(
いえなみ
)
途切
(
とぎれ
)
喜
(
き
)
小
(
ち
)
覚
(
さ
)
見舞
(
みまい
)
咏
(
うた
)
巧
(
たく
)
己惚
(
おのぼれ
)
裲襠
(
かいどり
)
向
(
むこう
)
後
(
うしろ
)
臭
(
におい
)
情
(
なさ
)
憚
(
はば
)
長者
(
ちょうしゃ
)
刺繍
(
ぬい
)
罵
(
のの
)
関
(
かか
)
拘泥
(
こだ
)
組織
(
そしょく
)
籠
(
かご
)
癒
(
いや
)
馬上
(
ばじょう
)
甲
(
かん
)
潜
(
もぐ
)
田地
(
でんち
)
極
(
きわ
)
下
(
お
)
他
(
ひと
)
眼
(
ま
)
淋
(
さむ
)
玄関
(
げんか
)
来
(
こ
)
溯
(
さかの
)
靠
(
も
)