“賢”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
かしこ41.2%
さか26.8%
かし10.3%
けん8.8%
さかし3.6%
サカ2.1%
さかしゅ1.0%
さかしら1.0%
まさ1.0%
サカシ1.0%
(他:6)3.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“賢”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語3.1%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)2.4%
文学 > 日本文学 > 詩歌1.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「そら仕樣がおまへんがな。字を覺えてかしこなるんやもん。」と、重吉は鉈豆の煙管の詰まつたのを穿ほじりながら言つた。
太政官 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
かしこさうなお北も、そつと後を振り向きました。眞晝の明るい家の中には、もとより何の變つたこともあるわけはありません。
八千矛の神のみことは、とほ/″\し高志こしの国にくはをありと聞かして、さかをありと聞こして……
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
しょせんは彼らを誅伐するにしても、今しばらく堪忍しておもむろに時機を待つ方が安全であろうと、彼女はさかしげに忠告した。
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
平次は此男に水を向けました。斯んな調子の男は、自分のかしこさに壓倒されて、案外餘計なことをしやべりたがるものです。
「フ、フ、いゝ氣のものだよ、お前は。正直に申上げると、八五郎などよりは、お品さんの方が餘程かしこいんだが」
監察御史かんさつぎょし葉希賢しょうきけん、臣が名はけん応賢おうけんたるべきことうたがい無しともうす。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
けん一はつねのごとくまくらにあたまをつけたけれど、ぐっすりとすぐにねむりにおちいることができなかった。
空晴れて (新字新仮名) / 小川未明(著)
さと言葉ことばらぬも、こひにはをんなさかしうして、そでたもとおほひしが
妙齢 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「茶に知るの、知らぬのという、智恵がましいさかしらごとはないものぞよ。武骨者なら武骨者らしゅう飲んだがよいに」
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
八千矛の神のみことは、とほ/″\し、高志コシの国に、クハをありと聞かして、サカをありとキコして……
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
八千矛の神のみことは、とほ/″\し、高志コシの國に、クハをありと聞かして、サカをありとキコして……
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
「女さかしゅうして牛売りそこなう」「女のはなさき思案」
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
「おおさいかにも紋十郎じゃ、おおかたこうと眼を付けて、計られると見せて置いたら、いつかこっちのつぼはまり、女さかしゅうして牛売り損ない、可愛い男をうぬが手で、巧々うまうま死地へ落とし入れたなあ。愚かな女め、アハハハ」と
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
第一だいいちがたしなみにならぬなり。ひとこゝろかはやすき、いましかくさかしらぶりて、飼鳥かひどりひつれど
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
あなみにくさかしらをすと酒のまぬ人をよく見れば猿にかも似る(大伴旅人)
万葉集の恋歌に就て (新字旧仮名) / 三好達治(著)
「貴方は、孔夫子に対して、げて弟子の礼を執っていられるのではありませんか。どうも私には、貴方が孔夫子よりもまさっていらっしゃるように思えますが。」
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
この問答は孔子によってとせられた(公冶長四)子貢、弁舌智慧の優れたるがために「仲尼よりまされり」(子張二三)とさえうわさせられた子貢が相手なのである。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
されば我等の幻術は現実に於て詩を行い山師神々を放逐しサカシら人を猿となし酒呑めば酒となる真実の人間を現示せんとするものであるわい。
されば我等の幻術は現実に於て詩を行ひ山師神神を放逐しサカシら人を猿となし酒呑めば酒となる真実の人間を現示せんとするものであるわい。
是前法に比すれば固よりしこき方法なるべしと雖、かゝる注入的の教育を以て人物を作らんとす、吾人其はなはだ難きを知る、昔し藤森弘庵、藤田東湖に語りて曰く、水藩に於て学校の制を立てしこと尋常一様の士を作るには足りなん
うったえられたほうの者も、同じようにずるがしこくそれに答えます。
秀吉の眼はそういっている。領民の熱意にこたえるため、かれはわざと馬上で通った。こういうときの領民は国主の慈眼を読みとることに甚ださとい。語らずといえども領主の心はよく知るのである。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
二人ある輝子の子供のうちで、兄の子供の方はさとしと言い、妹の方は毬子まりこと言ったが、毬子は賢ほど人見知りをしなかった。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
(この小ざかしい女には、俺自身で、ただしたいことがある)
篝火の女 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
聖主ハケンサグルモ却ッテ吾ヲ知ラズ
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
四海ニケンアリ明主ニ投ゼントス
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)