“さとし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
啓示20.0%
20.0%
6.7%
6.7%
訓示6.7%
諭告6.7%
諭誡6.7%
6.7%
6.7%
6.7%
馴示6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そを棄てて運命さだめ啓示さとし
春鳥集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
いま廿日はつかつきおもかげかすんで、さしのぼには木立こだちおぼろおぼろとくらく、たりや孤徽殿こきでん細殿口ほそどのぐちさとしためにはくものもなきときぞかし。
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
れとらねばくるまそのまヽ玄關げんくわんにいそぐを、さとしなにものともらずあわたヽしくひろひて、懷中ふところにおしれしまヽあとずにかへりぬ。
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
げに彼はクリストの使つかひまたその弟子なることを示せり、かれに現はれし最初の愛はクリストの與へ給ひし第一のさとしに向ひたればなり 七三—七五
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
トマスも清貧をキリストのさとしの第一に擧げたり
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
うやうやしくあたまげているわたくしみみには、やがて神様かみさま御声おこえ凛々りんりんひびいてまいりました。それは大体だいたいのような意味いみのお訓示さとしでございました。
彼は神の諭告さとしとして、この時特に強くこの言を聴いたのである。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
右門は慄然りつぜんとして、兄の諭誡さとしに、首を垂れた。
柳生月影抄 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これを明らかにするかがみなく、これをさとらするさとしなく、英雄一個の心智を以て、四海万姓をもてあそぶ事、そも/\天の意なるや
山崎合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
私と王命婦おうみょうぶ以外にこの秘密をうかがい知った者はございません。その隠れた事実のために恐ろしい天のさとしがしきりにあるのでございます。
源氏物語:19 薄雲 (新字新仮名) / 紫式部(著)
二人ある輝子の子供のうちで、兄の子供の方はさとしと言い、妹の方は毬子まりこと言ったが、毬子は賢ほど人見知りをしなかった。その毬子はぐ泉太や繁の側へ行って子供らしい遊戯の仲間入をしている。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
産土うぶすな神様かみさまのお馴示さとしおわると、つづいて竜宮界りゅうぐうかいからのお言葉ことばがありましたが、それは勿体もったいないほどおさしいもので、ただ『何事なにごと六ヶむずかしいことはこちらにくように……。』