“恭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うやうや79.0%
うや/\12.2%
うやう2.1%
うやま1.3%
きょう1.3%
うやうやし0.8%
きよう0.8%
つつし0.8%
つゝし0.8%
かたじ0.4%
やすし0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それへしく木柱が立てられると、そこで祭りの庭のすべてのが整うてきたと共に、今宵の祭典の意義も充分に明瞭になりました。
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
言はれて内室つて見ると成程石は何時にか紫檀つて居たので益々畏敬め、しく老叟をぎ見ると、老叟
石清虚 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
その頃はマダ葵の御紋の御威光が素晴らしい時だったから、町名主は御紋服を見ると周章てて土下座をしてやしく敬礼した。
すつと入りて座につきたまへば、二人はみて共に斉しく頭を下げ、少時上げも得せざりしが、嗚呼いぢらしや十兵衞が辛くも上げし面には
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
新しく来た子という娘は、きっちりしたいい子です。真面目な、丁寧な、いくらかヤスに似た俤のあるいい子です、心に厚みがあります。
宮はやうやうを向けて、さてに起ちて、く礼するを、唯継は世にも嬉しげなる目して受けながら、なほ飽くまでもるを忘れざりき。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
遠恥、名は、号は小蓮、鈴木氏、してと云つた。所謂木芙蓉の子である。仲彜は越後国茨曾根の人関根氏であるらしい。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
又国に尼無し、是に於いて汝が父多須那橘豊日天皇(用明天皇)の為に出家し、仏法をひたり、又汝が島女初めて出家して、諸尼の導者として、釈教修行ふ。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
夫れ大人を立つる、必ず時に随ふ。も民に有らば、何ぞ聖造はむ。山林披払宮室経営りて、みて宝位に臨み、以て元元を鎮むべし。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
「これは、お口添でけない、十二月四日ともなれば、江戸も寒いなあ、平次親分」