“恭”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
うやうや77.9%
うや/\12.2%
うやう2.3%
うやま1.4%
きょう1.4%
うやうやし0.9%
きよう0.9%
つつし0.9%
つゝし0.9%
かたじ0.5%
(他:1)0.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“恭”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語4.4%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)0.9%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
短篇となると、彼女はうやうやしく彼の前に坐って、師弟の礼儀というようなものを崩さず、目を通してもらうことを哀願した。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
とは云え何んとなくその木像が尊く懐かしく思われたので、葉之助は手を合わせてうやうやしく拝した。と、その時人声がした。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
翌六日の正午、大鞆は三筋の髪の毛をうや/\しく紙に包み水引を掛けぬばかりにして警察署に出頭し先ず荻沢警部の控所に入れり
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
そして急にそれを抱きかゝへる如くひしと胸に押し当て、接吻し、又それをうや/\しく台の上に置くと手を合はせて拝んだ。
その頃はマダ葵の御紋の御威光が素晴らしい時だったから、町名主は御紋服を見ると周章あわてて土下座どげざをしてうやうやしく敬礼した。
つと馬鹿な奴はカーボンやプラチナ板に撮した自分の写真をうやうやしく送つて来る奴もある。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
二人はうやまつつしみてともにひとしくこうべを下げ、しばらく上げも得せざりしが、ああいじらしや十兵衛が辛くも上げし面には
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
二人はうやまつゝしみて共に斉しく頭を下げ、少時上げも得せざりしが、嗚呼いぢらしや十兵衞が辛くも上げし面には、未だ世馴れざる里の子の貴人の前に出しやうにはぢを含みて紅
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
きょうにして敬あらばもって勇をおそれしむべく、かんにして正しからばもって強を懐くべく、温にして断ならばもって姦をおさうべし」と。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)
新しく来たきょう子という娘は、きっちりしたいい子です。
宮はやうやうおもてを向けて、さてしとやかに起ちて、うやうやしく礼するを、唯継は世にも嬉しげなる目して受けながら、なほ飽くまでもおごたかぶるを忘れざりき。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
玄機はえりを正してうやうやしく温を迎えた。
魚玄機 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
遠恥、名はきよう、号は小蓮せうれん、鈴木氏、しうしてぼくと云つた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
書に云ふ、いんを同じうしきようあは和衷わちゆうせよやと。
身を立つる世のためしぞとその下の句を吟ずるにも莞爾にこにこしつつ二たびし、壇に向うて礼拝つつしみ、拍手かしわでの音清く響かし一切成就のはらいを終るここの光景さまには引きかえて
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
又国にほふし尼無し、是に於いて汝が父多須那たすな橘豊日たちばなのとよひの天皇(用明天皇)の為に出家いへでし、仏法をつつしゐやまひたり、又汝がをば島女しまめ初めて出家して、諸尼の導者みちびきとして、釈教ほとけのみのり修行おこなふ。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
まさ山林やま披払ひらきはら宮室おほみや経営をさめつくりて、つゝしみて宝位たかみくらゐに臨み、以て元元おほみたからを鎮むべし。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
動きなき下津盤根しもついはねの太柱と式にて唱ふる古歌さへも、何とはなしにつく/″\嬉しく、身を立つる世のためしぞと其しもの句を吟ずるにも莞爾にこ/\しつゝ二度ふたたびし、壇に向ふて礼拝つゝし
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
「これは、お口添でかたじけない、十二月四日ともなれば、江戸も寒いなあ、平次親分」