“宮室”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おほみや33.3%
きうしつ33.3%
みや33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夫れ大人ひじりのりを立つる、ことわり必ず時に随ふ。いやしくも民にくぼさ有らば、何ぞ聖造ひじりのわざたがはむ。まさ山林やま披払ひらきはら宮室おほみや経営をさめつくりて、つゝしみて宝位たかみくらゐに臨み、以て元元おほみたからを鎮むべし。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
日本にほん往時わうじ高層建築かうそうけんちくはおほくなかつた。たゞたふには十三ぢうまであり、城堡ぜうほうには七ぢう天守閣てんしゆかくまであり、宮室きうしつには三層閣さうかくれいがあるが、一ぱんには單層たんそう標準へうじゆんとする。
日本建築の発達と地震 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
すなはちその道に乘りていでましなば、魚鱗いろこのごと造れる宮室みや、それ綿津見わたつみの神の宮なり。その神の御門に到りたまはば、傍の井の上に湯津香木ゆつかつらあらむ。