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往時
ふりがな文庫
“往時”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
むかし
72.5%
おうじ
10.0%
わうじ
7.5%
いにしへ
2.5%
そのかみ
2.5%
まえ
2.5%
もと
2.5%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むかし
(逆引き)
往時
(
むかし
)
は匪徒を伊豆の諸島に流すに、この橋の
畔
(
ほとり
)
と永代橋の畔より船を出すを例とし、かつこゝよりするものは帰期あるものと予定し
水の東京
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
往時(むかし)の例文をもっと
(29作品)
見る
おうじ
(逆引き)
上野寛永寺
(
うえのかんえいじ
)
の楼閣は早く兵火に
罹
(
かか
)
り
芝増上寺
(
しばぞうじょうじ
)
の本堂も
祝融
(
しゅくゆう
)
の
災
(
わざわい
)
に
遭
(
あ
)
う事再三。
谷中天王寺
(
やなかてんのうじ
)
は
僅
(
わずか
)
に傾ける五重塔に
往時
(
おうじ
)
の
名残
(
なごり
)
を
留
(
とど
)
むるばかり。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
往時(おうじ)の例文をもっと
(4作品)
見る
わうじ
(逆引き)
日本
(
にほん
)
に
往時
(
わうじ
)
高層建築
(
かうそうけんちく
)
はおほくなかつた。たゞ
塔
(
たふ
)
には十三
重
(
ぢう
)
まであり、
城堡
(
ぜうほう
)
には七
重
(
ぢう
)
の
天守閣
(
てんしゆかく
)
まであり、
宮室
(
きうしつ
)
には三
層閣
(
さうかく
)
の
例
(
れい
)
があるが、一
般
(
ぱん
)
には
單層
(
たんそう
)
を
標準
(
へうじゆん
)
とする。
日本建築の発達と地震
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
往時(わうじ)の例文をもっと
(3作品)
見る
▼ すべて表示
いにしへ
(逆引き)
実
(
げ
)
に
往時
(
いにしへ
)
はおろかなりけり。
二日物語
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
往時(いにしへ)の例文をもっと
(1作品)
見る
そのかみ
(逆引き)
ありし
往時
(
そのかみ
)
、玉の
御座
(
みくら
)
に
大政
(
おほまつりごと
)
おごそかにきこしめさせ玉ひし頃は、三公九
卿
(
けい
)
首
(
かうべ
)
を
俛
(
た
)
れ百官諸司袂をつらねて恐れかしこみ、
弓箭
(
きうぜん
)
の
武夫
(
つはもの
)
伎能の士、あらそつて君がため心を傾ぶけ操を励まし
二日物語
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
往時(そのかみ)の例文をもっと
(1作品)
見る
まえ
(逆引き)
只今なれば起るのが十時でげすな、
往時
(
まえ
)
は
巳刻
(
よつ
)
と云った時分に
稍
(
ようや
)
く眼を覚して
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
往時(まえ)の例文をもっと
(1作品)
見る
もと
(逆引き)
そこは、
往時
(
もと
)
女髪結で直樹の家へ出入して、直樹の母親の髪を結ったという
老婆
(
ばあさん
)
が見つけてくれた家であった。
家:02 (下)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
往時(もと)の例文をもっと
(1作品)
見る
“往時”の意味
《名詞・形容動詞》
過ぎ去った昔。昔日。
(出典:Wiktionary)
往
常用漢字
小5
部首:⼻
8画
時
常用漢字
小2
部首:⽇
10画
“往”で始まる語句
往
往来
往々
往來
往生
往昔
往還
往復
往古
往反
“往時”のふりがなが多い著者
伊東忠太
幸田露伴
牧野富太郎
島崎藤村
薄田泣菫
久保田万太郎
小栗虫太郎
三遊亭円朝
泉鏡太郎
岡本かの子