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往昔
ふりがな文庫
“往昔”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
むかし
65.0%
おうせき
17.5%
そのかみ
7.5%
そのむかし
5.0%
かみ
2.5%
そのいぜん
2.5%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むかし
(逆引き)
獅子は百獣の王、その毛を持っていれば、さすがの狂犬も
慴伏
(
しゅうふく
)
して寄りつかぬというのだ。
掌
(
てのひら
)
に虎の字を書く
往昔
(
むかし
)
の落語を思い出される。
迷信と宗教
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
往昔(むかし)の例文をもっと
(26作品)
見る
おうせき
(逆引き)
この辺は古い戦場の跡ででもあって、
往昔
(
おうせき
)
海の口の城主が甲州の武士と戦って、戦死したと言伝えられる場所もある。
千曲川のスケッチ
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
往昔(おうせき)の例文をもっと
(7作品)
見る
そのかみ
(逆引き)
懐
(
ふところ
)
に抱く珠の光りを
夜
(
よ
)
に抜いて、二百里の道を
遥々
(
はるばる
)
と闇の袋より取り出した時、珠は現実の
明海
(
あかるみ
)
に幾分か
往昔
(
そのかみ
)
の輝きを失った。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
往昔(そのかみ)の例文をもっと
(3作品)
見る
▼ すべて表示
そのむかし
(逆引き)
この
浅間敷
(
あさまし
)
い老人の姿——空腹と老衰と病弱とに
虫喰
(
むしば
)
まれている老人の姿を、誰が今日見たところで、その老人が
往昔
(
そのむかし
)
、逞しい体の所有者で、そして素晴らしい好男子で
死の航海
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
往昔(そのむかし)の例文をもっと
(2作品)
見る
かみ
(逆引き)
その
往昔
(
かみ
)
のこのお
角
(
すみ
)
という女の童も、うつそみの世にはいのちを阻まれる節があり末の世を頼みに、そのいのちをせめて非情の草木に向けて生い移した不幸な女性群の一人ではなかったのでしょうか。
生々流転
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
往昔(かみ)の例文をもっと
(1作品)
見る
そのいぜん
(逆引き)
築地と木立ちとに囲まれた、古い蒼然としたこの館は、
外形
(
おもてがかり
)
こそ廃屋めいていて、寂しくもあれば恐ろしくもあったが、
内
(
なか
)
へはいると
往昔
(
そのいぜん
)
は、陽気でもあれば華やかでもあった。
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
往昔(そのいぜん)の例文をもっと
(1作品)
見る
“往昔”の意味
《名詞・形容動詞》
往昔(おうせき、おうじゃく)
昔。往事。往古。いにしえ。
(出典:Wiktionary)
往
常用漢字
小5
部首:⼻
8画
昔
常用漢字
小3
部首:⽇
8画
“往昔”で始まる語句
往昔入貢
往昔衆道
往昔馴染
検索の候補
大往昔
往昔入貢
往昔衆道
往昔馴染
“往昔”のふりがなが多い著者
岡本一平
押川春浪
近松秋江
アリギエリ・ダンテ
清水紫琴
島崎藤村
井上円了
新渡戸稲造
作者不詳
野口雨情