“外形”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うわべ22.2%
がいけい22.2%
アウトライン22.2%
ぐわいけい11.1%
かたち11.1%
おもてがかり11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
内容なかみよりも外形うわべたっと現世げんせひとまなこは、それで結構けっこうくらませることができても、こちらの世界せかいではそのごまかしはきかぬ。すべてはみなかみうつり、また程度ていどたがいにもうつる……。
こうした子供こどもは、不思議ふしぎ図画ずがだけは、じょうずにくものだといわれていたが、秀吉ひできちのばあいは、静物せいぶつ写生しゃせいさせても、なにをかいたのか、その外形がいけいすら、まとまっていなかったのでした。
天女とお化け (新字新仮名) / 小川未明(著)
駆けながらも平次は、出来るだけガラッ八の口から要領を引出して、事情の外形アウトラインをはっきりさせようとする様子です。
勿論もちろん外形ぐわいけいあらはれてもなにいぶかしいてんはないが、すこしくわたくし異樣ゐやうおぼえたのは、さう噸數とんすう一千とんくらゐにしてはその構造かうざうあまりに堅固けんごらしいのと
幼児は外形かたちを見、その外形を鵜呑うのみにするものだから、裏店うらだなに育っている子供と、生活様式の十分にととのっている家の子供とは、言葉でも動作でも
たましいの教育 (新字新仮名) / 羽仁もと子(著)
築地と木立ちとに囲まれた、古い蒼然としたこの館は、外形おもてがかりこそ廃屋めいていて、寂しくもあれば恐ろしくもあったが、なかへはいると往昔そのいぜんは、陽気でもあれば華やかでもあった。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)