“異樣”のいろいろな読み方と例文
新字:異様
読み方割合
いやう63.6%
ゐやう9.1%
おつ9.1%
ゐよう9.1%
ビザアル9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私の幼稚な理解力と、不十分な感情では判らないながらも、そこには、ぐん/\興味を吸ひ寄せる異樣いやうな力がひそんでゐた。
勿論もちろん外形ぐわいけいあらはれてもなにいぶかしいてんはないが、すこしくわたくし異樣ゐやうおぼえたのは、さう噸數とんすう一千とんくらゐにしてはその構造かうざうあまりに堅固けんごらしいのと
マーキュ 白癩びゃくらい、あのやうな變妙來へんめうらいな、異樣おつ氣取きどった口吻ものいひをしをるやつくたばりをれ、陳奮漢ちんぷんかんめ! 「イエスも照覽せうらんあれ、拔群ばっくん劍士けんしでござる! いや、拔群ばっくん丈夫ますらをでござる!」
哺乳動物 くじら いのしし しか ひと(此所に「ひと」と云ふ事をしるしたるに付ては異樣ゐようかんずる讀者も有らん。順次じゆんじ記す所を見てうたがひをかれよ。)
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
最後に私の經驗したいかにもこのホテルらしい異樣ビザアルなことは、一泊三圓といふ約束だつた宿泊料が四晩泊つて十一圓であつたこと、それは何も特別に一圓負けてくれたのではなしに
旅の絵 (旧字旧仮名) / 堀辰雄(著)